8月27日、長浦カセのクロダイ釣り、ウキフカセと落とし込みの二刀流、サシエはカニとサナギ
クロダイの釣果
クロダイ44㎝、35㎝、33㎝、3枚。久々40オーバー、ラッキー。でも、もう少し数を釣りたいところ。
初秋の能登チヌ3枚、釣ったタナは2ヒロと底、これからたいへんだー
今年も、もう8月最後の週末。暑さも少し和らいできて、秋の気配。それにしても、去年の8月は長浦のカセでクロダイをたくさん釣った(8月7日、11枚。8月12日、14枚。8月15日、12枚。8月28日、11枚。)。でも、今年の8月は二桁釣果なし。全然振るわない。でも相手は大自然。毎年同じパターンのはずがない。だから同じやり方をしていては釣れないのだ。だから魚釣りは面白い。そう思いつつ、また、いつもの能登、長浦の島田渡船さんに。
5時43分、ツインブリッジから1列目のカセにのせてもらった。
この場所は自分が島田さんにリクエストした。牡蠣棚の間隔が広いので磯竿で釣りやすいこと、そして、牡蠣棚の間隔が広いためなのか潮通しが良いように感じることが理由。
気合十分でいざ出陣。
マキエは、オキアミ、激荒、チヌパワームギスペシャル。
サシエは、ネリエ、食い渋りイエロー、高集魚レッド、荒食いブラウン。活丸サナギ。カニ。
で、いつもならば、先ずマキエを遠投することから始めるが、この日は、マキエは後回し。
先ずは、カニをサシエにして、カセの周りを落とし込みで探った。
落とし込みの道具は、これ。
竿は、黒鯛工房ディープラン198。リールは、ダイワタトゥーラSV TW。道糸は、シマノピットブル4の1.5号。
で、今回これに牡蠣に擦れてハリス切れになるのを防ぐために、太刀魚用のワイヤーハリスをつけてみた。ゴーセン太刀魚用ソフトハリス#51×12。道糸とワイヤーハリスは松田結び4回で直結。
ハリは、がまかつ管付きチヌ5号。これにガン玉4B。
6時14分、これにカニをさして、落とし込み開始。カセの周囲を丁寧に探る。タナを底だと決めつけずに、上から下まで丁寧に落として、アタリを待つ。底まで落としてアタリがなければ巻き上げる。そして、1.5mほど離れた場所に、また上から落とし込む。
でも、カセの周りを1周回っても、全く反応がない。カニをかじられることすらない。
で、もしや?と思って、ワイヤーハリスを止めて、フロロ3号に切り替えて落とし込んだ。
すると一発でアタリ。上げてみるとカニがかじられていた。かじられた形跡が、チヌではなく、フグのような感じだったので、周囲にはクロダイがいないと推測。ウキフカセに切替。
それにしても、ワイヤーハリスって、フグにすら食ってこないのか?
で、いつもの通り、先ずマキエから。できるだけ遠投して、遠くのクロダイにマキエを食わせる。
ウキフカセの道具はこれ。
竿は、がまかつチヌ競技スペシャルⅣ125。リールは、ダイワ銀狼。道糸は、サンラインビジブルフリー2.5号。ウキは、ソルブレ銀桜2B。ウキ止めなしの全遊動、スルスル仕掛け。
ハリスは、サンライントルネードVハード3号。ハリス切れを恐れて、めいっぱい太いので。
7時14分、ネリエをサシエにして、ウキフカセ開始。
エサは取られるが、食い込まない。カニをサシエにすると、そのまま残ってくる。
クロダイのタナが分からないので、上から下まで探ろうと思っても、ウキが表層流に流される。なのでサシエが底につく頃には、マキエとサシエが全然合っていないような?
で、環付き脚長ウキは止め。お気に入りの円錐ウキ、南ウキキングモデル00号に切替。
ハリスを2.5号に落として、サシエをサナギにしてみた。身が柔らかいので、丁寧にサナギ3個さして、丁寧に投入。
9時22分、やっとアタリ。クロダイ35。ウキストッパーが、ほとんど沈んでいなかったので、タナは2ヒロ程度。
久々ボーズになるかと心配したが、1枚釣れてひと安心。
で、思ったよりも浅い。でも、たまたまなのか、みんなそうなのか、迷いながら、カニをサシエに深く狙ったり、サナギをサシエに浅く探ったり。
10時20分、牡蠣棚際をキープして2ヒロくらいのタナで待っていたらアタリ。クロダイ33。
やっぱり浅い。でも型に不満。で、ウキ釣りを止めて、落とし込み釣りに切替。
牡蠣棚際に上から底まで丁寧に落とし込んでアタリを待つ。
11時8分、牡蠣棚際にカニを落とし込んで、底付近で竿先が大きく曲がった。合わせるとかかった。牡蠣に突っ込まれないように、丁寧にやり取りして、上がってきたのは、クロダイ44。
この後も、同じように牡蠣棚際で、カニでアタリがあったが、ちょっと緩めてしまって、口切れのバラシ。
でも、ここ長浦カセで、こういう釣り方で、クロダイが釣れるのが分かったことは、自分にとって大きな収穫。これから更に、ブラシュアップしていこうと思う。
暑さが和らいだので、12時で止めず、もう少し粘ってみたが、アタリなし。
14時帰港。
ところで、手漕ぎボート乗り場で、釣ったクロダイをしめて、血を抜いたときに、シマノのストリンガーを、その場所に置きっぱなしにして帰ってしまった。
帰り道で、思い出して、島田さんに電話したが、ストリンガーなんて無いよーって言われた。残念。同時に自分のボケボケが情けない。
ワイヤーハリスだと魚の食いが悪いのか?
この日の感じだと、フグさえ食わなかった。なぜか?
魚には、ワイヤーハリスは見える?
フロロハリスは透明。だけど、ワイヤーハリスは、そうではない。たかが15mとか18mの水深では、きっと魚に見切られるのだろう。底にサシエを沈めて、ハリスを這わせているならば、また違うのかもしれないが、落とし込みなので、もろ見えかも。
ワイヤーハリスは、高比重
フロロでも比重は2ないくらい。でも、ワイヤーハリスは金属なので、2どころではない高比重。とすると明らかに水中でのサシエの挙動が変だと思う。魚にとって明らかに異物と感じるだろう。そうなると見える見えない以外にも魚が避ける要因になるだろう。
結論1
ここ牡蠣棚のカセ釣りでのハリス切れ対策として、ワイヤーハリスを考えたが、魚が食わなければ話にならない。なので断念。
ただ、こういう仮説検証は、頭で考えていてもダメ。実践あるのみ。これからも思ったことは、どんどん試していきたい。
ウキは見えた方が良いのか?、見えない方が良いのか?
よく見えるウキは…
よく見えるウキは、どこにあるのか分かりやすい。なので安心だ。
特に遠投して釣る場合、遠くに見えるウキを狙って、マキエを投入する場合、よく見えるにこしたことはない。
ただ、ウキが浮いている海面に、風が吹けば、必ず表層流が発生する。この表層流は底潮と違っていて当然だ。とすると、ウキの流れとマキエの流れは、必ず違ってくる。
だから、よく見えるウキを使って、マキエとサシエを同調させるのは、実は非常に難しいこと。
逆に言うと、普通にウキを流していては、マキエとサシエを合わせられない。
なので、よく見えるウキでは釣れないのだ。
見えない00号ウキは…
00号ウキは、沈んでしまう。なので、どこにあるのか分かりにくいので安心できない。
でも、沈んでいく方向はラインである程度は推測できる。で、その方向が、まさに潮の流れる方向だ。
で、その流れを見て、マキエを流し込むと、結果的には、マキエとサシエを同調させることができる。
だから、見えない00号ウキだと釣れるはず。
結論2
釣り道具で、一番大事なことは、魚が釣れること。ならば答えは簡単。
これからは00号ウキを第一選択にする。
まだまだ未熟。毎週毎週が勉強です。もっと勉強しなければ。
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