長浦カセでのウキ釣り、南ウキ全遊動でチヌ43㎝、他3枚

カセ釣り

11月27日、能登、ツインブリッジのと長浦でのチヌ釣り

クロダイの釣果

チヌ43㎝、39㎝、34㎝、30㎝、計4枚

エサは、サナギ、ネリエ

チヌが釣れるのは、遊動仕掛けか?全遊動仕掛けか?

先週末は旅行に行ったので、釣りは1回お休み。そのため今週末は2連戦の予定。土曜日、1戦目は、いつものツインブリッジのと長浦、島田さんのところに。11月も終わりに近づいて、すっかり寒くなってきた。なので、ユニクロの極暖インナーにホカロンを貼って完全防備。

この日の課題

課題は、ウキ止めを付けた遊動仕掛けが良いのか、ウキ止めなしの全遊動仕掛け(スルスル釣法)が良いのか、を見極めること

エサ

マキエは、生オキアミ1角、激荒2袋、配合エサ3袋。この日は配合エサのコストダウンでチヌベストを使ってみた。チヌパワームギスペシャル1袋にチヌベスト2袋。もともと配合エサにはこだわりがないので、安くて問題ないならば、という感じ。

サシエは、活丸サナギ、ネリエ(エサ持ちイエロー)、加工オキアミ、コーン、カニを持ってきた。

道具

この日の課題、遊動か、全遊動か、を検証するために竿2本準備。

竿1本目は、竿は、シマノリンカイスペシャル125。リールは、シマノBBXハイパーフォース1700。道糸は、シマノPEG5+08号。ハリスは、サンライントルネードブラックストリーム2号。PEラインとハリスはサルカンで結束。ウキは、松飛4B-4B。針は、チヌ針1号。ウキ止めを付けた遊動仕掛け。

竿2本目は、竿は、がまかつチヌ競技スペシャルⅣ125。リールは、ダイワ銀狼。道糸は、シマノPEG5+1号。ハリスは、サンライントルネードブラックストリーム2号。PEラインとハリスはFGノットで直結。ウキは、南ウキチヌスペシャル0号。針は、チヌ針1号。ウキ止めなしの全遊動仕掛け(スルスル釣法)。

実釣レポート

7時、ツインブリッジから2番目の牡蠣棚群のカセにのせてもらった。前回11月14日釣行時と同じだ。あー見えて、誰をどのカセに乗せたかしっかり覚えている島田さんにしては珍しい。でも、前回も釣れたので、まーいいか。

天気は、くもりのち晴れで、弱い西風の予報。潮周りは、小潮、満潮639、干潮1509。

カセに上がったら、まずマキエ。混ぜやすいように、バッカン二つに分けて作る。それぞれに、先ずオキアミ半分、激荒を入れて、少量の海水を入れてよく混ぜる。その後、配合1.5袋を入れてよく混ぜる。で、二つを合わせて完成。そして、道具を準備する前に、自分の釣座の周りの牡蠣棚際にマキエを投入。そして、道具を準備。

先ずは、ウキ止めを付けた遊動仕掛けで。ガン玉でウキ止めまで遊動すると、じわじわと沈むように調節。ガン玉は道糸、ハリスの結束部分だけにして、ハリス2ヒロにはガン玉を付けず、一気に沈めて、張りながらハリス2ヒロ分をフカセて釣るイメージ。で、サシエをオキアミ、ネリエ、サナギとローテーションして、タナを深くしたり浅くしたり、色々探ってみるが、釣れない。

で、全遊動仕掛けに交換。牡蠣棚際に、ガン玉なしでネリエを落とし込む。水深15mくらいだろうか、沈めるのに時間がかかる。糸の入っていくスピードが加速して入っていく。アタリ?合わせるとクロダイ39㎝。

で、そのまま全遊動で。ただし、タナが深いので、少し早く沈めようと、ハリスにガン玉Bを。で、牡蠣棚際を狙って、サシエを落とし込んで探っていると、クロダイ34㎝、30㎝追加。

風が強くならない天気予報だったが、昼前から、風が強くなり、表層の流れにウキが流されて、マキエとサシエを同調させにくい状況。そのためウキ止めを付けた遊動仕掛けに戻して、オモリを大きくしたり、小さくしたり、色々探ってみるが、それでも遊動仕掛けでは釣れない。

で、また、全遊動にチェンジ。牡蠣棚際に上手くサシエが入っていったときにクロダイ43㎝追加。13時半納竿。14時お迎え。

考察

遊動仕掛けか?全遊動仕掛けか?

この日は、釣れた4匹は、すべて全遊動仕掛け、スルスル釣法。でも、今振り返ると、まだ、この答えを正解と思っていない。

ここ長浦では水深約15m。全遊動で落としこむ場合は、やっぱりサシエがタナに到達するまで時間がかかる。また表層の流れに流されるとポイントから離れてしまう。遊動仕掛けでストーンと落とせば、その問題は解消できる。

問題なのは遊動仕掛けでオモリで一気に沈めたサシエを、クロダイに不自然に見えないようにするにはどうするか。

そのためには、なじんだ仕掛けを引っ張って、もう1回落とし込む、誘いの動作が必須。でも、今回、その誘いが少なかった。なので遊動仕掛けで釣れなかった可能性が考えられる。

ウキ釣り、フカセ釣りで大事なことは、サシエが付いている針を魚の目の前に落とし込むこと。そのためには限られた時間内で、サシエが付いていない針を落とし込んでいる時間ロスを、極力ないようにしなければならない。

全遊動でゆっくり落とし込んでいる場合、もし途中でサシエを取られていたら、そのまま、サシエが付いていない針をゆっくり落とし込んでいる時間は、ただの時間のムダ。だから基本、手返しはできるだけ早い方が良い。

エサ取りが少なくて、サシエが知らないうちに取られていることがなければ、手返しがゆっくりでも良いかもしれないが、この時期は、そうではない。

だからこそ、この時期、全遊動仕掛け、スルスル釣法をベストな釣り方としたくない。

まだまだ未熟。もっと勉強しなければ。

南ウキチヌスペシャルは使いやすい

これまでは松田ウキばっかりだったが、最近この南ウキを使い始めた。この日使っていて、改めて使いやすいなーと感じた。

1つは軽い仕掛けを深く沈めやすい。理由は、その形状と重量。多少、風波があっても水面でどっしり安定している。細長いウキだと水面でフラフラして、それがラインの抵抗になって入っていかないが、南ウキは丸くて重くて低重心のため、そのフラツキが全くない。そのため糸抜けが、すこぶる良い。

次にライン操作しても水面でウキがどっしりと動かない。ラインを風上に持っていったり、あるいは誘いをかけるのにラインを引っ張ったりしても、ウキがふらつかないので、ライン操作しやすい。

そして遠投性は抜群。強風下での操作性も抜群。重量20gくらいか。はじめは重すぎてチヌが抵抗を感じて釣れないのでは?と心配したが、ウキ止めを付けないスルスル釣りで使っているためか全く気にならない。

そしてよく見える。黄色を良く使うが、特に沈めて使うとき、丸い形状で投影面積が大きいためか、結構、深く入ってもアタリが見える。

G杯チヌで4回優勝のチヌ釣り名人、南康史さんは、いつでも、このウキ0号を使っているらしいが、さすがに完成度が高いのだろう。このウキ、おすすめです。

『南ウキ チヌスペシャル』開発秘話インタビュー/南 康史

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