早春、能登カセでチヌのウキ釣り、チンタかわして何とかクロダイ39

カセ釣り

2023年3月11日、長浦カセ、クロダイの釣果

クロダイ39㎝。チンタ沢山とウミタナゴ。

この日の作戦

課題は?

先週は、チンタに悩まされた。

なので、課題は、何といってもチンタ対策。

先週土曜(3月4日)の島田渡船さんの釣果を見ると、どうも和倉側よりも深浦側の方が良さそう。(写真は島田さんのページから引用)

普段、島田さんがカセ渡ししてくれるのが、ツインブリッジより南側、写真では和倉側と示したポイント。

で、こことは別に、ツインブリッジよりも北側にある、写真では深浦側と示したポイントがあって、そこへは、手漕ぎボートで行かなければならない。

ただ、ボートは小さくて不安定だし、風が強いと大変。

春の、この時期は、風が強い日が多い。

なので、今週は、カセに行こうか?ボートに行こうか?

どっちにしようかなあ、と悩んでいたが

もしかして、水深が釣果に関係があるかも?と考えた。

深浦側は、水深が20mを超える。

和倉側は、2列目から4列目は、約15m。ただし、1列目だけは20mを超える。

だったら、和倉側でも水深の深い1列目のカセに乗れば、もしかしたら、深浦側のようにチンタではなく大型クロダイ釣れるのでは?

そう思って、この日は、島田さんに1列目沖側のカセに乗りたいとリクエスト。

水深の深いポイントで、チンタではなく、大型クロダイ釣る???

これが、この日の作戦だ。

能登釣行前にチェック

潮周りは、中潮、1106干潮。

予想天気図では、ほぼ高気圧なので、穏やかな天気になりそう。

天気予報は、晴れ。

気温は、16℃まで上昇する。

風は、北東で、1~2m。

北風なので、ちょっと寒くなるかも?

実釣記録

ポイント

6時41分、リクエスト通り、ツインブリッジから1列目のカセに乗せてもらった。

ここは水深があるだけでなく、牡蠣棚の列と列の幅が広い。

実は、このこともチンタ対策の一つと思っている。

冬の間、ずっと、ここで釣りをしていて、

何となく、牡蠣棚に近いところにはエサ取りの小さい魚が多い。

一方で、牡蠣棚から離れたところでは、比較的エサ取りが少ない。

そう感じていた。

とすれば、牡蠣棚の列と列の幅が広ければ、牡蠣棚から離れたところを狙いやすい。

これもチンタ対策になるはず?

果たして、想定通りになるだろうか?

エサ

マキエは、いつもの通り、

前半用に、オキアミ半角、アミ1角、チヌパワー日本海1袋。

後半用に、オキアミ半角、激荒1袋、チヌパワー日本海1袋。

前半用、アミ、後半用、激荒、と区別しているのは、

途中でマキエを変化させることで、クロダイに刺激を与えて、

仮に、前半用のマキエで、硬直化していた場合にでも、

後半用のマキエで、改めて、クロダイの活性を高めることを期待して。

サシエは、生オキアミ、加工オキアミの黄色と赤色。

色のついた加工オキアミは、やはり、変化させることで、

クロダイの活性を高めることを期待して。

ただし、正直、未だ、黄色や赤色で、良い結果を得たことがない。

サシエは、ネリエ食い渋りイエローも持参。

ネリエはエサ取り対策。

ただし、チンタには無力と思っている。

海水温

海面の水温は、11.2℃。

海底の水温は、11.8℃。

先週は、ツインブリッジから2列目で、

海面の水温は、9.6℃、海底の水温は、10℃、だった。

先週のデータと比較して、

海面は、1.6℃上昇、海底は、1.8℃上昇。

海底の水温上昇は、水深が深かったためと思われる。

道具

竿は、がまかつマスターモデル2チヌ L-50。

リールは、シマノBBXハイパーフォース1700。

道糸は、サンラインビジブルフリー2号。

ウキは、宗ウキ速攻LL 2B。上からゆっくり落として行く釣り方で、遠投しても視認性が良いウキとして、先発は、これで。

ハリスは、サンラインVハード1.5。

万が一、マダイが来たら?と思って少し太めで。

で、先ずは底取り。

底プラス2ヒロの位置に、目印を付ける。

これは、ウキ止めにもなる。

実釣

サシエを生オキアミにして、落としナマリG2を付けて、一投目正面に投入。

潮流は、左から右。

ウキ止めまで落ちて、ウキがモゾモゾしている。

でも、入らない。聞き合わせすると何か食っている。

弱い?

7時35分、いきなりチンタ。

水深20m以上あるので、G2だと軽すぎかなあ?と思って、ガン玉Bを追加。

7時49分、投入点をずらしたが、やっぱりチンタ。

カセの周りは、チンタばかりなのか?

少し遠投して探ってみることに。

すると、今度は、サシエが取られるだけで、アタリを取れない。

ハリスが弛みすぎかな?

でも、ガン玉はなるべく軽めにしたいと思って、ガン玉をリセット。G2を2段打ちに。

道糸の張り具合で、落ち方を調整する。

8時40分、チンタ。

8時45分、ウミタナゴ。竿1本半ほどの浅いタナで食ってきた。

8時54分、やっぱりチンタ。

北東の風が少し強くなってきて、ウキがドンドン風に流されて、マキエと合わない。

この日は、宗ウキの使い方を勉強したかったので、やりにくいのを辛抱しながら使っていたが、

こうも釣れなければしょうがない。

ウキを交換。

いつもの南ウキキングモデル00に。

00ウキで、しかもガン玉をつけていると、風に流される前に沈んでいく。

なので、風があれば、マイナスウキは使いやすい。

沈み具合は、道糸の張り具合で調整する。

9時34分、チンタ。

9時48分、チンタ。

10時3分、チンタ。

この時点で、狙いを変えることを思いついた。

写真の方向に、2列目の牡蠣棚が見える。

その牡蠣棚のアンカーロープ、そしてアンカーが、こっち側に向かって沈んでいると思われる。

アンカーは漁礁になり、その付近にクロダイが居着いているはず。

なので、アンカーの漁礁に、居着いているクロダイにマキエを食わせて、こちらにおびき寄せる作戦に。

一旦、竿を置いて、後半用の激荒マキエを作って、

アンカーが沈んでいると思われる場所に、マキエを投入する。

しばらくは、竿を出さずに、マキエに専念。

昼食の助六寿司を食べながら、ひたすらマキエ。

で、そろそろマキエが効いてきたかな?と頃合いを見て、釣り再開。

10時36分、やっぱりチンタだ。

でも、きっと、マキエで、こっちにクロダイを、おびき寄せているはず。

海の中は見えないので、イメージしかない。

潮流は、向こうからこっちに。当て潮なので釣りにくい。

マキエもサシエも向こうに投げて、こっちに流されてきたところで、合わせなければならない。

マキエ、サシエの投入点を色々変えながら、サシエを流す。

と、足元でアタリ。

11時17分、クロダイ39。真っ黒。見るからに居着きのクロダイだ。

おびき寄せる作戦が奏功したのだろう。

何とかボーズはまぬがれた。

11時46分、またチンタ。10㎝程度の極小チンタだ。

12時7分、チンタ。

13時46分、チンタ。タナが浅い。竿2本くらいか。

13時56分、チンタ。

14時5分、チンタ。

14時37分、チンタ。浅いタナにチンタが群れているって感じ。

14時45分、納竿。

良い天気で良かったが、花粉がひどく、くしゃみがひどかった。

花粉症の人には、これからの季節は大変だ。

この日の振り返り

早春、魚の活性は高まっている

この日、釣りをしている最中に、何やら近くで、バシャバシャバシャと水音が。

ふっと振り返ってみると、コサバだろうか?10㎝くらいのベイトの群れ。

結構、長時間、自分のカセの周りを泳ぎ回っていた。

先月も同じように小魚の群れを見たが、その時に比べて、群れの大きさははるかに大きい。

朝、海面の水温は、11.2℃だったが、小魚が動き出すには、十分に水温が上がっているのだろう。

魚は変温動物なので、小魚は低水温に弱い。

その小魚でさえ、これだけ活性が高まっている。

とすれば、大型魚の活性は高まっているはず。

冬の間、海底にへばりついていた大型クロダイが、マキエをすれば、ドンドン浮いてきそうなもの。

去年は、2月にマイナスウキで、底で年無を釣ったもんだから、それ以来ずっと、マイナスウキにこだわって、底に決めつけて釣っていた。

そのためか、結局、その後、貧果の連続。

でも、今年は、幸運にも、早春の海で、魚の活性が高まっているのを、自分の目で現認できた。

なので、今年は、もう底に決めつけない。

クロダイが浮いていることも想定して、できるだけ上から探っていく。

チンタ対策をどうするか?

結局、この日もチンタに悩まされた。

なので、引き続き、チンタ対策が課題。

先ずは、ポイント選びだ。

良いポイントにさえ入れば、特別なことをしなくても、クロダイは釣れるはず。

この日は、水深の深いポイントを選んだ。

でも、結果、チンタだらけだった。

なので、未だにポイントの選択基準は、分からない。

これからも、いろいろな観点で観察しながら、どんなポイントを選べばクロダイが釣れるのか、を究明していきたい。

で、ポイント選びに失敗した場合は、最終手段として、クロダイを、おびき寄せる方法を取る。

この日の釣りでやったように、クロダイが居着いていそうな場所にマキエを投入する。

そして、マキエで、クロダイを、自分の近くに、おびき寄せる。

海の中は見えないのでイメージするしかないが。

で、上手く、マキエの潮下にサシエを合わせることができれば、クロダイを釣ることができるかもしれない。

いかにして、マキエを武器として活用できるか、だと思う。

チンタ対策は難しい。

まだまだ未熟。もっと勉強しなければ。

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