2023年3月4日、能登長浦カセ、クロダイの釣果
クロダイ43㎝、39㎝、ほかチンタ沢山。
この日の作戦は?
課題
いよいよ3月。
三寒四温で、ポカポカ陽気の日もあり、徐々に気温が上がってきた。
クロダイの乗っ込みが待ち遠しい。
この日も、能登でも、クロダイの魚影がすこぶる濃い長浦、島田渡船さんに。
この日は、先週の振り返りから、
タナ、細糸、サシエに関して、今までのやり方を見直してみる。
タナ
タナは、これまで冬の間は、底に決めつけていた。
でも先週の釣りでチヌが浮いてきたのが分かった。
なので、これからは底上を、じっくり探りたい。
そのために、ウキを、これまで使っていた大知遠投60LLサイズ000号を、
南ウキ、キングモデル、0号か00号に変更する。
このウキは、00号でも、それほど沈んでいかないので、上から落としていく釣りに十分に使える。
ウキ止めなしの、全遊動スルスルは、これまで通り。
これで、底上で、チヌのアタリを取れるか、が課題。
細糸
ハリスは、125からスタート。
アタリがなければ、1号まで落とすつもり。
そのために、竿を、これまで使っていた1.2号の竿を、
0号の軟竿に変更する。
今まで、磯釣りで軟竿を使う意味がイマイチ分からなかったが、
以下の記事(今日から始める キング南流 磯チヌ攻略の超基本)を見て納得。
0号か、せいぜい0.6号。瀬戸内海にかぎらず、チヌは浅場の岩場や根まわりでやり取りすることになる。特に大型になれば、岩にハリスがこすれて傷が入るケースは少なくない。その時に、0号や0.6号だったらハリスに傷があっても竿の柔軟さが衝撃を吸収して、テンションをかけていても切れにくい。これが、1号以上の張りがある竿になるとちょっとの傷でハリスが飛ぶ
ただし、ここ長浦のカセでは、底に牡蠣貝の殻がいっぱい沈んでいて、沈みロープもいろいろなところにある。
細ハリスで、0号竿を、上手くさばいて大型クロダイを取り込めるか、が課題。
サシエ
エサ取りは、チンタ。
チンタ対策として、サシエを、これまで使っていた生オキアミでなく、
色々なものを試してみる。
先ずは、カニ。
まだ早いかもしれないが。
次に、加工オキアミ。
こいつは、チンタ対策というよりも、むしろ目立つエサで、チンタでなく、大型クロダイが食ってくることを期待。
で、念のためにネリエも持参。
能登釣行前にチェック
潮周りは、中潮。
757干潮、1541満潮。
天気図では、高気圧に覆われて良い天気と思いきや、
意外と天気予報は良くない。
二つの高気圧の谷間があるためか。
天気予報は、くもり。
ただし、気温は11℃まで上がる。まずまずだ。
風は、南風が途中、北風に変わるが、それほど強くない。
まあまあの釣り日和、ということかな?
実釣記録
マキエ
マキエは、オキアミ半角、アミ1角、チヌパワー日本海1袋。
先ずは、前半用を、カセ渡しを待っている間に準備。
後半用は、オキアミ半角、激荒1袋、チヌパワー日本海1袋。
これは後で混ぜる。
ポイント
7時1分、ツインブリッジから2列目のカセにのせてもらった。
この日は、久々、甥っ子と二人での釣行。
二人でマキエをするので、このカセにクロダイが寄ってくることを期待。
サシエ
生オキアミは、ブロックから。
カニは20匹。
加工オキアミは、黄色と赤色。
ネリエは、マルキュー食い渋りイエロー。
海水温
海面の水温は、9.6℃。
海底の水温は、10℃。
先週と比べて、海面の水温は上がっているが、海底の水温は上がっていない。
道具
竿は、がまかつマスターモデル2チヌ L-50。
リールは、シマノBBXハイパーフォース1700。
道糸は、サンラインビジブルフリー2号。
ウキは、南ウキキングモデル00号。
ハリスは、サンラインVハード125。釣れなければ、1号に落とすつもり。
道糸とハリスは、松田結びで、直結。
直結部上にストッパーだけつけたシンプルなスルスル仕掛け。
ハリは、がまかつチヌ1号。
で、底取り。
ハリにゴム管付きオモリをつけて、投入。
底の位置で道糸をピーンと張る。
竿先を海面ギリギリに合わせて、竿先に1か所、竿先からリール側1ヒロに、もう1か所、目印をつける。
目印は、渓流用の目印を使用。
これまでは、竿先+1ヒロ、竿先+2ヒロだったのを、
竿先、竿先+1ヒロに改めた。
底でなく、底上を狙うためだ。
実釣
近くで牡蠣上げ作業をやっている。
この時期、牡蠣上げ作業のそばには、クロダイが集まる。
牡蠣上げが終わった後、そのクロダイを、こっちに寄せるように、その近辺にマキエを遠投しようと思った。
果たして、こっちに来てくれるか、どうか?
7時42分、サシエを生オキアミにして、釣り開始。
ハリスには、ストッパーのすぐ下にガン玉G2のみ。
1投目、底まで沈めて、しばらく待って、誘いをかけると、アタリ。
ちょっと小さいアタリだったが、早合わせすると、ハリにかからなかった。
2投目、同様に、底まで沈めて、しばらく待って、大きく誘いをかける。
すると、道糸を見ていると、沈み方が加速する。
竿先が入った。合わせる。
今度は、しっかりかかった。
魚は、底でなく、潮下の方に逃げる。
マスターモデルが、大きく曲がる。糸は出さないが、ゆっくりやり取り。
7時55分、早々とクロダイ43㎝。
ただ、この後が続かなかった。
8時35分、チンタ。
8時46分、チンタ。
8時56分、チンタ。
9時15分、チンタ。
サシエをカニにすると、アタリがなくなる。
サシエを、加工オキアミにしても、何ら変わらない。
10時31分、チンタ。
10時53分、チンタ。
10時を過ぎると、風が北風に変わった。
天気予報よりも風が強い。
しかも、冷たい北風なので、寒い。
これでは水温が下がって、食いが悪くなるのでは?
11時頃、前半用、マキエ終了。
後半用マキエを作る。
激荒を混ぜた後半用マキエで、変化があると良いが。
ところで、牡蠣上げ作業後、その付近に、時々、マキエを遠投してみたが、結局、クロダイが寄ってこなかった。
牡蠣貝に集まったクロダイを、オキアミのマキエで寄せるのは無理なのか?
11時30分、チンタ。
11時43分、チンタ。
11時53分、チンタ。
12時2分、チンタ。
後半用の激荒マキエで、チンタの活性が上がったような気がする。
で、風は北から、潮は南からで、全く逆の、完全な二枚潮。
マキエを足元に投入して、
サシエは、風に向かって、できるだけ遠投して、潮下に投入。
このパターンで、底付近まで沈めて探っていると、アタリ。
カセの背中側で釣っていたので、足元の牡蠣棚に突っ込まれないように、竿の向きに注意してやり取りする。
12時14分、クロダイ39㎝。
やっぱりマキエ直下で、チンタの活性が高くても、
マキエの潮下にはクロダイがいるもんだ。
やっと、キープ2枚目。
ただ、この後は続かない。
13時17分、チンタ。
13時31分、チンタ。
13時45分、チンタ。
13時57分、チンタ。
14時16分、チンタ。
14時45分、納竿。15時、帰港。
甥っ子は、クロダイ33㎝、32㎝。
クロダイの顔が見れて良かった。
この日の振り返り
課題に対して
タナ
この日も、クロダイのアタリは、底上。
で、釣れたので、ウキの選択は、間違っていなかったことにしよう。
ただ、これから春に向けて、風が強い日が多くなるので
風で、道糸があおられて、サシエが入りにくい時のウキの選び方、ガン玉の打ち方、
これが課題となる。
細糸
この日、43㎝は、ハリス125、39㎝は、ハリス1号で釣った。
0号竿で、何とか無事上げることができた。
下手なことをしなければ、牡蠣棚に向かっていかないと思うので、何とかなりそうだ。
ただ、細ハリスなので、ハリスのキズは要注意。
なので、チンタを釣った後でも、毎回、ハリを結び直しした。
手間はかかるが、引き続き、細ハリスを続けようと思う。
サシエ
カニは、まだ早そう。
加工オキアミは、あまり優位性は感じられなかった。
引き続き、いろいろ試してみようと思う。
ポイントについて
今週の島田さんの釣果を見ると、カセでないポイントが好調だった。
年無しクロダイは、磯釣りの釣果。
年無マダイは、手漕ぎボートの釣果。
手漕ぎボートでは、クロダイを大釣りした方もいた。
カセは、チンタだらけのカセと、そうでないカセがあったようで、バラツキがあったと思われる。
これからの時期、ポイント選びも難しい。
ポイント選びも腕のうちだ。
まだまだ未熟。もっと勉強しなければ。
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