能登クロダイ釣り、2月後半の2釣行。チヌのタナは底ではなかった。

カセ釣り

2023年2月23日、25日、能登長浦カセ、クロダイの釣果

2月23日、クロダイの釣果

クロダイ36㎝、32㎝×2、30㎝、計4枚

2月25日、クロダイの釣果

クロダイ38㎝、34㎝、31㎝、計3枚

今週のチヌ釣りの作戦は?

今週は、木曜祝日と土曜の2回の釣行。

そろそろ年無クロダイが釣れるはず

そう思って、いつもの島田渡船さんのカセを予約。

今週の作戦は、

大型クロダイを釣るために

マキエの潮下で、マキエとサシエを合わせること。

小型クロダイ、中型クロダイは、マキエに反応して、マキエの近くでエサを捕食する。

一方、大型クロダイは、マキエの潮下でエサを捕食する。

そういう仮説を立てて、

単に、マキエとサシエを同調させるのではなく

マキエの潮下で、マキエとサシエを合わせようとしてみる。

そのために

先ずは、底潮を把握する。

マイナスウキを沈めて、底付近を流して、その引っ張られる方向が、底潮の流れの方向。

で、サシエを投入したら、ある程度沈むまで待って、マイナスウキの潮上にマキエをする。

どの程度潮上にマキエをするかは、

マイナスウキの流れ方から、底潮をイメージして、5mなのか、10mなのか、

試してみる。

そういう作戦だ。

2月23日、クロダイの実釣記録

能登釣行前にチェック

潮周りは、中潮。11時頃、干潮。

予想天気図では、この日は、石川県地方が、高気圧と高気圧、二つの高気圧の谷間になる。

なので、大気の状態が不安定になる。

なので、天気予報は、くもり。

風は、南西で、昼頃に4~5mの強風になる。

ただ、南西なので、気温は上昇。15時には10℃になる。

午前中に釣ってしまって、あまり長居しなくてもいいようにしたいところ。

エサ

マキエは

いつもの通り、前半後半に分けて、

前半は、オキアミ半角、アミエビ1角、チヌパワー日本海1袋。

この日は、これにムギコーンを追加してみた。

先週釣ったクロダイをさばいた時に、胃の中にムギがいっぱい入っていた。

なので、試しにムギを増量してみた。

後半は、できれば、早上がりで帰りたいが、

思うように釣れなくて、早上がりできなければ

オキアミ半角、激荒1袋、チヌパワー日本海1袋。

サシエは、生オキアミのみ。

ポイント

この日のカセは、ツインブリッジから4列目の手前側、端っこ。

はじめてのカセだ。

陸側はこんな感じ。

前方で、牡蠣上げ作業をしている。

その周辺には、クロダイが集まっているだろう。

果たして、そのクロダイたちをマキエで寄せることができるか?

海水温

海面の水温は、7.2℃。

海底の水温は9℃だった。

写真では8.5℃だが、写真を撮るのにもたついていると、外気が冷たいので、すぐに温度が下がってしまう。

道具

竿は、がまかつチヌ競技スペシャルⅣ125。

リールは、シマノBBXハイパーフォース1700。

道糸は、サンラインビジブルフリー2号。

先週のサルカンのハリス切れ連発を反省して、

今週は、道糸PEを止めて道糸ナイロンにした。

サルカンを使用せず、松田結びで直結にすれば、結束の悪さで、ハリス切れすることはないだろう。

ウキは、キザクラ大知遠投60LL 000号。

ハリスは、サンライントルネードコング125。

Vハードは気温が低いと硬そうなので、しなやかハリスのトルネードコングに変更してみた。

ハリは、がまかつチヌ1号。

で、ハリスには中通しのガン玉、ハリコミ小次郎G4をつける。

サシエを、確実に底に沈めるために。

で、ゴム管オモリをハリにさして、底取りをして、目印をつける。

オレンジ色と黄色の2か所だ。白の道糸に、二つの目印があるのが、写真で見えるだろうか。

実釣

7時40分、釣り開始。

7時50分、さっそくクロダイ。ただし30に満たない。即リリース。

7時56分、クロダイ、ギリギリ30。

ただし、この後、苦戦。

流していて、アタリがなく仕掛けを回収すると、サシエがないことが度々。

エサ取りがいるのか?

エサ取りがいるとすれば、浅ダナだろう。そう想像して

ウキ投入後、ある程度サシエが沈んだ後に、マキエを投入するように

マキエのタイミングを遅らせてみる。

8時40分、チンタ。

9時30分、やっとこさクロダイ36。

10時2分、サイズアップせず、むしろ小さくなった。クロダイ32。

10時46分、サイズアップせず、クロダイ32。

干潮前に、バタバタっとアタリがあった。

この頃から予報通り、風が強くなってきた。

道糸が風であおられてサシエが入っていかないので、ガン玉を追加。

ガン玉が大きすぎると、今度は沈み過ぎるのでガン玉サイズ選定が難しい。

12時11分、チンタ。

12時41分、チンタ。

13時20分、チンタ。

14時18分、チンタ。

14時32分、メバルが食ってきた。

14時38分、メバルの入れ食い。

15時納竿。

思うように釣れなかったけど

立山連峰がキレイだったので良しとしよう。

2月25日、クロダイの実釣記録

能登釣行前にチェック

潮周りは、中潮。634満潮、1212干潮。

天気図では、冬型の気圧配置。

等圧線が混んでいないので、厳しい寒さではなさそうだが。

天気予報は、くもりで、時々晴れ。

気温は、最高5.2℃。

風は、南西~西~北西で1m。

気温低下が、クロダイの食いに、どう影響するのか。

エサ

マキエは、

前半用に、オキアミ半角、アミエビ1角、チヌパワー日本海1袋。

後半用に、オキアミ半角、激荒1袋、チヌパワー日本海1袋。

サシエは、生オキアミだけでなく、ネリエを持ってきた。

ポイント

ツインブリッジから三列目、先週、クロダイ、40オーバーを4枚、計8枚釣った場所だ。

1週間たってて、同じように釣れるだろうか。

海水温

海面の水温は、8.0℃。

海底の水温は、10℃。

おとといよりも、海底の水温は、上がっている。

気温が下がっているのに、海底の水温が上がっている。

道具

道具は、最近、ワンパターン。

竿は、がまかつチヌ競技スペシャルⅣ125。

リールは、シマノBBXハイパーフォース1700。

道糸は、サンラインビジブルフリー2号。

ウキは、キザクラ大知遠投60LL 000。

ハリスは、サンライントルネードコング125。

ハリは、がまかつチヌ1号。

実釣

まず、ゴム管オモリをハリにさして、底取りをして、道糸に2か所目印をつける。

そして、7時25分、サシエをオキアミにして釣り開始。

サシエを確実に底に到達させるために最初からハリコミ小次郎をつけた。

この日も、最初は、底を意識してスタート。

8時9分、最初に釣れたのはチンタ。

8時18分、チンタが続く。

8時48分、やっぱりチンタ。

その後、オキアミでは、アタリが取れなくなってきた。

で、ネリエも使ってみる。

ネリエだと、サシエが取れれるときと、取られないときがある。

で、オキアミにすると、サシエが取られる。

でも、アタリをとれない。

天気予報よりも風が強い。

風は、北西、左から右へ。潮は、右から左。

道糸が風にあおられて、サシエが入っていくのが遅くなるので、ガン玉Bを追加。

10時51分、クロダイ31。

オキアミで、底でなく、少し浅タナを探ったら食ってきた。

12時5分、チンタ。

浅ダナで食ってくる。でも、チンタだ。

大型クロダイのタナは、どうなんだ?

それとも大型クロダイは、いないのか?

半信半疑のまま、オキアミで、浅ダナを探る。

12時12分、チンタ。

12時25分、チンタ。

12時50分、チンタ。

ここで、ハリスを1号に落とした。

で、ガン玉なしのノーシンカーに。

13時8分、底よりも1ヒロ以上、底上でアタリ。

ハリスが細いので、ゆっくりやり取り。

上がってきたのは、クロダイ38㎝。40にはちょっと足りなかった。

でも、タナが底でないことが分かって、目からウロコ。

13時17分、チンタ。

13時32分、クロダイ34㎝。後半は徹底して浅ダナ狙い。

13時40分、チンタ。

14時7分、チンタ。

14時13分、チンタ。

15時納竿。

海の向こうには、和倉温泉。

風は冷たかったが、雨は降らず、くもり時々晴れの天気で、良い釣り日和でした。

今週の振り返り

マキエの潮下で、マキエとサシエを合わせる

今週の課題、大型クロダイを釣るためにマキエの潮下で、マキエとサシエを合わせることについて

正直、やっぱり難しい。

特に、両日ともに風が強かった

そうなると道糸があおられて、サシエ入っていかなくなる。

なので、ガン玉を追加するが

ガン玉が重過ぎると、ウキが沈みすぎて底潮が分からなくなる。

ガン玉が軽過ぎると、ウキが沈むのが遅過ぎて、手返しが悪くなる。

風は、常に一定でなく、強くなったり弱くなったりする。

で、特に、オキアミが取られてアタリが分からないときに、サシエがついてない仕掛けを長時間流していると、本当に時間のムダになる。

なので、マキエとサシエの同調というのは、本当に難しい。

ただ、これがウキフカセの基本なので、これからも継続課題とする。

底上、細糸、ネリエ

先週、カセ渡しを待っているときに、船の上で、とある名人の方に、いくつか教えていただいた。

・タナが底ではないこと。

・細糸使用。通常はハリス125。更に1号にするときもある。

・オキアミだけでなく、ネリエも使用する。

本当かな?と、その時は疑問を感じていたが、

今週の釣りを振り返ると、そのまま納得できる。

特に、自分自身、冬のタナは、底と決めつけていた。

確かに、底で食ってくるクロダイもいるだろう。

でも、オキアミでアタリがないまま、サシエがなくなっていたのは、

狙うタナが深すぎたから、の可能性が高い。

底付近までは道糸を緩めていて、底付近でやっと道糸を張っていたので

底よりも上で、アタリを取れなかったのだろう。

で、実際に今週の最長寸38㎝のクロダイは、

明らかに、底よりも1ヒロ以上、底上でアタリがあった。

もしかしたら、大型クロダイは浅ダナ、チンタは底近く、という状況だったかもしれない。

これから乗っ込み期に向かうと、ますますチヌのタナが浅くなって、

どのタナで食ってくるのか決められなくなると思う。

そう考えると、上から下まで、ゆっくりサシエを落としていくことが必要になってくると思われる。

次に、細糸について。

その効果は分からない。

でも、昔から魚釣りでは、細糸の方が食いが良いのは当たり前のこと。

で、実際に今週の最長寸38㎝のクロダイは、ハリス1号で食ってきた。

幸い、この時期、ハリにかかったクロダイは底に向かって走ろうとするので、細糸を活かすことができる時期だと思う。

ただ、もし年無クロダイが食ってきたら、と考えると、ハリス1号を使用するのは勇気がいる。

でも、虎穴に入らずんば虎子を得ず。

リスクを取っていかないといけないのだろう。

最後に、ネリエ。

これは正直、まだ分からない。

オキアミよりも食いが悪いのは確か。

しばらく使用してみて検証していこうと思う。

水温は、どう変化するのか?

気象庁の過去気象データ(七尾)、自分の水温データ、島田渡船さんチヌの釣果をまとめると、以下のようになる。

最高気温℃ 最低気温℃ 海面水温℃ 海底水温℃ チヌ合計
2/22 5.9 -1.7 27枚
2/23 10.3 -1.5 7.2 9 40枚
2/24 11.7 2.8
2/25 5.5 -1.3 8.0 10 13枚

海水温は、前日の気温の影響を受けていそう。

でも、チヌの活性は、必ずしも水温が高ければ良いとはいえない。2/25は水温が高かったが、あまり釣れなかった。その日、気温が低かったので、むしろ当日の気温の影響を受けていそう。

まだまだ単発のデータだし、チヌの釣果=チヌの活性とは、必ずしも言えないが、気温、水温だけで予測できるような単純なものではないようである。

まだまだ未熟。もっと勉強しなければ。

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