2023年1月14日、長浦カセ、クロダイの釣果
2023年初チヌ32㎝。チンタとアジがエサ取りでした。
チンタ13、アジ3。
寒チヌの釣り方、この日の作戦
この1週間は暖かい日が続きました。
七尾の平均気温、最高気温、最低気温は以下の通り
1月9日(月)平均気温6.9℃、最高気温10.4℃、最低気温2.9℃
1月10日(火)平均気温1.9℃、最高気温4.4℃、最低気温-0.7℃
1月11日(水)平均気温4.4℃、最高気温10.2℃、最低気温-1.1℃
1月12日(木)平均気温7.2℃、最高気温13.9℃、最低気温1.1℃
1月13日(金)平均気温8.3℃、最高気温15.8℃、最低気温2.3℃
10日(火)だけは、寒かったが、それ以降は、1月としては、珍しい暖かさ。
この日14日(土)の天気予報も、引き続き、くもりで暖かい一日。
七尾湾は、海水温が上昇していると予想。
なので、能登、長浦、島田渡船さんカセでは
・水温上昇によって、クロダイの活性が上がるかも?
・同時に、エサ取りの活性が上がって、オキアミでは瞬殺かも?
・タナは底よりも浅くなるかも?
そんなことを考えて、この日の作戦は以下の通り。
1.ラスト15時までしっかり粘る。その分のエサを準備。
2.サシエは、カニをメインに。
3.仕掛けは、大オモリで底まで一気に落として、手返しを早くする。ただし、先週の振り返りからウキがなじんだら、シブシブになるように、ガン玉を調整すること。
もしかして今日は爆釣か?
と、ひそかに期待していたが…
実釣記録
ポイント
7時21分、ツインブリッジから2列目の牡蠣棚群の1列目側端っこにのせてもらった。
ツインブリッジ側は、1列目の牡蠣棚のアンカーロープが足元まで沈んでいそう。
なので、和倉側を狙うか、背中側の牡蠣棚の向こう側を狙った方が良さそう。
このポイントは、沈みロープに引っ掛からないように注意しなければならない場所だ。
エサ
マキエは、オキアミ1角、激荒2袋、チヌパワー日本海2袋。
ラスト15時までしっかり粘るために、マキエはたっぷり。
ただし、オキアミは多すぎないように。
サシエのカニは30匹持ってきた。
気温が低いせいか、あまり元気がない。
海水温
海水温は何と14.8℃!
水温上昇は的中。
あとは、クロダイの活性が上がっているか、どうか?
道具
竿は、がまかつチヌ競技スペシャルⅣ125。
リールは、ダイワ銀狼。
道糸は、サンラインビジブルフリー2号。
ウキは、松三郎Ⅱ1号。
ハリスは、サンライントルネード松田スペシャル1.5号。
ハリは、がまかつチヌ1号。
ゴム管オモリ1.5号をハリにつけて底取り。
底トントンにウキ止めをセット。
ウキがなじんだら、シブシブになるように、ガン玉調整、ガン玉G2を追加。
実釣
8時、釣り開始。
カニを牡蠣棚際に沈める。
ウキ止めがウキとドッキングしたら、しばらく待つ。
しばらく待って、反応がなければ、仕掛けを持ち上げて、ウキ止めがウキとドッキングしたら、また、しばらく待つ。
カセ周りの牡蠣棚際を、全方向を探って、反応がない。
カニがそのまま戻ってくる。
じゃあ、試しにオキアミを。
8時40分、すぐにチンタ。
8時49分、ちょっとポイントをずらしてもチンタ。
なので、カニに戻す。
すると、全く反応がなくなる。
で、オキアミにすると…
9時36分、チンタ。
9時52分、やっとこさクロダイ32。
カニではなく、オキアミを食ってきた。
タナは、ほぼ底。
こうなると、もうカニをあきらめて、オキアミメインで。
10時3分、チンタ。
10時31分、チンタ。
11時3分、アジ。
11時42分、チンタ。
12時9分、チンタ。
12時44分、アジ。
13時7分、チンタ。
13時21分、チンタ。
13時33分、チンタ。
14時10分、チンタ。
14時15分、チンタ。
14時19分、アジ。
14時27分、チンタ。
結局、チヌ32㎝1枚、チンタ13、アジ3でした。
1430納竿、15時帰港。
寒チヌの釣り方、この日の振り返り
海水温と寒チヌの活性との関係は
1月7日、海水温5.6℃、チンタばっかり。
1月14日、海水温14.8℃、チンタばっかり。ただし、チヌ32が釣れて、少しまし。
いずれもチンタばっかり。
結局、水温が下がっても上がってもチンタなのか?
と、思ったが、自分が測定している海水温は、あくまでも海面の水温。
では、海底の水温はどうなんだろう?
と、七尾湾情報の最新データがアップされていたので見てみると
グラフ1は、2022年12月12日の水温データ。
長浦のデータを見ると、海面水温は約13℃、海底水温は約15℃。
グラフ2は、2023年1月5日の海水温データ。
長浦のデータを見ると、海面水温は約9℃、海底水温は約14℃。
1月は、海面水温は、10℃以下に下がっているが、まだまだ海底水温は高いのだ。
次に、グラフ3は2022年3月8日の海水温データ。
長浦のデータを見ると、海面水温は約9℃、海底水温は約10℃。
グラフ4は2021年3月9日の海水温データ。
長浦のデータを見ると、海面水温は約9℃、海底水温は約10℃。
丁度、2月のデータがなく、2022年3月のデータ、及び、2021年3月のデータだ。
この時期、海底水温が10℃に低下していることが分かる。
このデータから、3月になれば10℃に低下するが、
1月では、まだ海底水温が低下しておらず、チンタの活性が高いことがうなずける。
ただ、この日も牡蠣上げ作業をしているそばのカセで、釣っていた方は、そこそこ釣果を上げていた。
幸運にも、そういうカセにのれると釣果が期待できそう。
そうでない場合は、もう少し海底水温が下がるのを待ってから、寒チヌを狙うべき。
また、今まで水温測定として、海面水温を測定しているが、本当の意味で水温を知るには海底水温を測定しなければならなさそう。
水温の測定方法の見直しを考えたい。
ウキが入っていかない?
この日、松三郎Ⅱ1号を、ウキがなじんだら、シブシブになるようにガン玉調整。
それでアタリがあって、1ヒロくらいウキが沈んで
この時、明らかに、サシエを魚がくわえていて
そのまま、ウキが沈んで見えなくなるのを待っていると
その後に、ウキが浮上して、結局、エサだけがとられている。
そういうケースが、たびたびあった。
クロダイなのか、チンタなのか、アジなのか
それは分からない。
でも、食い込まないのは問題。
一旦、サシエをくわえた魚が、サシエを食い込まずに、最終的に、サシエを離してしまう。
こんな釣りをしていては魚は釣れない。
2022年の振り返り、2023年どうするか、の記事で、寒チヌ釣りは、00号ウキのスルスル釣りでやる、と書いた。
でも、2023年1月、ここまで遊動仕掛けで1号のウキでやってきたのは、やはり、手返しが早いこと、そして、風が強い時に扱いやすいこと。
遠矢名人が大オモリをつけていても、釣りまくっているので、オモリの大きさは、残存浮力を小さく抑えていれば大丈夫だと信じていたが、
この日の釣りを通して、考えを改めた。
冬の釣り方は、やっぱり、残存浮力を小さく抑えているだけではダメなんだろう。
冬の釣り方は、徹底的に抵抗を小さくしなければならない。
・オモリは、サシエを海底に到達するギリギリに小さく
・ウキ止めなし(スルスル仕掛け)
次回から、この釣り方に変えていく。
まだまだ未熟。もっと勉強しなければ。
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