長浦カセ、チヌ38以下、8枚、水温低下の気配

カセ釣り

9月4日、能登、長浦、カセでのウキ釣り

釣果

チヌ38㎝、36㎝×3、34㎝、33㎝×2、30㎝、計8枚、40オーバーなし

釣りレポート

9月になって、厳しい夏の暑さが和らぎ、気温低下、水温低下に向かっていく。これまで活性が高かったチヌも、タナが深くなり、食いが渋くなっていくかもしれない。エサ取りが多いかもしれない。そんなことを考えながら、能登、長浦、島田渡船さんのところに。朝一、島田さんに「ウキ釣りなので、広いところに乗せて」と言って、ツインブリッジから数えて2番目の牡蠣棚群のカセに乗せてもらった。

エサ、道具

マキエは、生オキアミ2角、激荒1袋、チヌパワームギ2袋、チヌパワー激濁り2袋。激荒は、正直、集魚効果があるのかないのか分からない。なので、これから当面、集魚効果を観察するために、前半、後半で、使用した場合と使用していない場合で、比較していこうと思う。ちなみに、この日は、後半に激荒を使用したが、全く集魚効果を感じられなかった。配合4袋は、この日は2時にあがる予定にしていたので、いつもよりも多め。これまでは暑くて12時上がりにしていたが、これから気温が下がって過ごしやすくなる。2時上がりにしていくかも。

サシエは、いつものネリエ3種セット。食い渋りイエロー、荒食いブラウン、高集魚レッド。エサ取りが多いと、食い渋りイエローではもたない、と思っていたが、この日は、そこまでエサ取りに悩まされることはなかった。むしろクロダイの食いが渋かったので、食い渋りイエローのマーブルが役に立った。

道具は、竿は、チヌ競技125とグレ競技125。この日は、これらの操作性を比較した。結果は、後述するが、操作性はグレ競技の方がよい。でも食い込みはチヌ競技の方がよい。なので、グレ競技の出番は来年の夏までなし。道糸は、PE1号。ハリスは、フロロ2号。道糸とハリスはサルカンで漁師結び。針は、チヌ針5号。ウキは、南ウキ競技0で、ウキ止めなしのスルスル釣り。

水温低下の気配

天気予報では、7時頃まで弱雨、その後、くもり、その後、晴れの予報。実際は、9時まで、くもっていたのが、9時半くらいに大雨に。まさにバケツをひっくり返したくらいの雨。目も開けていられないくらいで、全く釣りにはならない状況。カッパを着ていても、ずぶ濡れになるので、しばらく、釣りをやめて、座りこんで、空のバッカンをかぶって、小降りになるのを待っていた。これからの季節、こういうこともあるので、雨具の備えは万全にしておく必要がありますね。

で、釣りレポート、朝一、カセにのって先ずマキエ準備。準備ができたら、これをまきながら道具準備。6時半釣り開始。これまで通り、牡蠣棚際狙い。でも、これまでと違う。牡蠣棚際1メートルを狙って、ネリエのサシエを落とすが、反応がない。クロダイの活性が低い。以下、3点について、考察します。

タナ

浅ダナで食ってくるクロダイが少なくなった。これまでだと、牡蠣棚ギリギリにサシエが入ると、高頻度で浅タナでアタリがあった。しかも大きいクロダイもかかった。でも、この日はアタリが少なく、また仮にアタリがあっても、小さいクロダイだった。

今までと同じ釣り方、スルスル釣りだったが、釣れるポイントが全く違った。図で説明すると、これまではA、Bのポイントで釣れていた。クロダイのタナが浅かったので、サシエが沈んでも、牡蠣棚からそれほど離れていないところで食ってきたんだろう。でも、この日はA、Bではほとんど釣れなかった。釣れたのはC、Dのポイント。おそらく、クロダイのタナが深くなった。A、Bに投入しても、スルスル釣りなので、深いタナまで落ちていくまでには牡蠣棚から離れてしまう。なので、A、Bのポイントではほとんど釣れなかったんだろう。一方、C、Dのポイントでは、サシエが深く入っても、サシエが牡蠣棚から離れない。なので、こちらでの釣果が多かったと思う。

以上の状況を考えると、クロダイのタナが深くなったと思われる。

これまでは水温が上昇傾向だった。だから上へ上へと浮いてくるクロダイを、上からゆっくりサシエを落とし込んで、結果、うまくクロダイが釣れていた。

でも、これからは水温は低下傾向となる。もともとクロダイは、底にいる。なので、底付近狙いに切り替える。遊動仕掛けで、ウキ止めをつけて、ガン玉をつけて、一気に沈める。その後、ウキを引っ張ってきて、底付近をサシエが上下するように誘いをかける釣り方にしようと思う。

食い渋り

夏の盛期は、釣ったクロダイのほとんどがネリエを飲み込んでいた。でもこの日のクロダイは、ほとんど飲み込んでいなかった。

また、たまたま今回、竿の操作性を比較しようと、チヌ競技125とグレ競技125の両方を使用した。グレ競技125を使用したときには、アタリがあっても、食い込まないで、エサだけ取られているケースが多かった。チヌ競技125だとそのようなことはなかった。食い渋りのためグレ竿のわずかな抵抗でエサを離すんだろう。夏の盛期ならば、グレ竿でも釣れるんだと思うが、この日は、それほどクロダイが食い渋ったと思われる。また、これほどチヌ竿とグレ竿が違うことを、改めて気づかせてもらった。

で、今後は、チヌ竿を使用する。きっと0号のように号数を下げると、より食い込みが良いのかもしれない。でも、牡蠣棚周りでの釣りなので、竿が柔らかすぎると、ばらす危険性が高い。なので、チヌ競技125か08でいこうと思う。

エサ取り

これまでは単純に、マキエとサシエを合わせればクロダイが釣れていた。でも、この日は、まともにサシエとマキエを合わせると、アタリがないまま、サシエがとられるケースが多かった。チヌの活性が下がり、エサ取りの活性が上がったためだろう。

で、今後は、エサ取り用のマキエをして、マキエワークで、クロダイとエサ取りを分離する。また針につけるネリエを大きくするのも一つの手。これくらいでいけると思う。

季節が変われば、クロダイの動きも変わる。その変化に対して、上手く釣り方を切り替えて、釣果を維持したいと思う。去年夏から毎週クロダイ釣りに通うようになって、やっと1年。まだまだ未熟。もっと勉強しなければ。

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