2023年2月4日、長浦カセ、クロダイの釣果
クロダイ37㎝、36㎝、35㎝×2、34㎝×2、33㎝×2、計8枚
真冬の寒チヌ狙い、この日の作戦は?
この日は、いつもの能登長浦、島田渡船さんに釣行。
いろいろ用事があって、3週間ぶりのクロダイ釣り。いろいろ考えてきた。
前回釣行を振り返って、先ずは、海底の水温測定をどうするか。
このためにアマゾンで温度計を入手。ロープの先につけて、海に沈めて、実際に測定してみる。
次にチンタ対策。
島田渡船さんの釣果情報を見ていると、まだ”チンタ沢山”の言葉が出ている。
それで、これまで通り、カニを買って持ってきた。
また、前回釣行で、ウキが入っていかない? という問題に対しては、対策として、厳寒期専用のスルスル仕掛けを考えてきた。詳細は後述する。
潮周りは、大潮。9時干潮。チャンスは9時前後だろうか?
天気は、晴れ、くもり、昼過ぎから少雨、弱雨の予報。
風は、南から南西。はじめ2m、後から強くなって3mの予報。
気になるのが、日本海にある低気圧。そこで雷予報を見ると
やっぱりだ。雷のおそれあり。
2月4日(土)12時~15時の発生確率で、41~50%。
冬の釣りで、一番怖いのは雷。
竿がピリピリして、感電しないか、と気になっていては、釣りにならない。
なので、午前中、勝負で、12時上がりにする。
なお、能登の潮周り、天気予報、雷予報などについては、
このブログに、能登釣行前にチェックとして、リンクを作ったので、ぜひ参考にしてください。
実釣記録
ポイント
7時7分、ツインブリッジから2列目牡蠣棚群のカセにのせてもらった。
前回釣行と同じカセだ。
ただし、前回は端っこにあったのが、今回はカセが内側に移動している。
おそらくアンカーの沈みロープから近すぎたので、ラインが引っかかる苦情があったんだろう。
エサ
マキエは、オキアミ1角、激荒1袋、チヌパワー日本海1袋。12時上がりなので少な目に。
サシエは、真空パックの生オキアミ。そして、カニ30匹。
真空パックの生オキアミは、加工オキアミよりも身がプルプルしていて、何となく新鮮な感じがする。
冬の釣りでは気温が低いので、生オキアミが劣化しない。
なので、自分は、この時期、加工オキアミよりも、真空パックの生オキアミを好んで使用する。
海水温
いつもの海面水温は5.2℃。
そろそろピークだろうか。
で、棒温度計を、水汲みロープの先端にくっつけて、海に沈めて、海中の水温を測定してみると
7.5℃。
2回測定して、ほぼ同じ数字。
ただ、後で気がついたのだが、水汲みロープの長さは8mしかなく、本当の意味で海底水温を測定しているわけではない。ちょっと考え直す必要あり。
これからデータ収集していきたい。
道具
竿は、がまかつチヌ競技スペシャルⅣ125。
リールは、シマノBBXハイパーフォース1700。
道糸は、サンラインビジブルフリー2号。
このラインは、とにかく視認性が良い。
ウキが見えないウキフカセをする場合、ラインの視認性は必須条件。
しかも、「軽くて柔軟」で、軽比重(1.12)+超撥水加工=海面に浮き、そして滑る。
また、柔軟=糸クセが付きにくい糸質で、糸フケコントロールが容易。
しかも、アマゾンで買うと安い。お近くの釣り道具屋さんと比べてください。
ぜひおススメです。
厳寒期専用のスルスル仕掛け
ウキは、大知遠投60イエロー、LL000。
去年は、キザクラGTRを使用していた。
横になって浮かんでいる、いわゆる水平ウキだ。
沈めて使うので、投影面積が大きく、深く入っても、よく見える。そう思って使用していた。
でも、弱点は、フラフラしすぎ。
やっぱり、ウキはどっしり安定感があるものが良い。
なので、大知遠投60に切り替えた。
また000を選択。
どうせ底を釣るのだから、一番沈みやすいウキが良い。
となると、000がない南ウキは出番なし。
000で安定感抜群の大知遠投60に。
で、更に、ハリスを5ヒロと長めにとった。
ハリスは、サンライントルネード松田スペシャル1.5号。
ハリスと道糸は松田結びで直結。
ハリスの真ん中にからまん棒があって、その上にウキがある状態。
000ウキとフロロハリス5ヒロで、ガン玉無でも十分沈んでくれる。
更に、000ウキとフロロハリス5ヒロで、底潮を、しっかりつかんで流れてくれることを期待。
がまかつチヌボックス
ハリは、がまかつチヌ1号(黒、78個入り)。
自分は、いつも、このボックスを使っている。
今、アマゾンプライムならば、配送料無料で、958円。
ハリ1本、12.3円。
例えば、がまかつG-HARD V2チヌエースナノスムースコート1号(17本入り)だと
アマゾンプライム、配送料無料で、397円。
ハリ1本、23.3円。
ボックスが圧倒的に格安なのが分かると思う。
魚釣りで、ハリは消耗品。
1つのハリを使い続けるのではなく、常に新しいのを使うのが良い。
なので、ハリは安いのが一番。
ボックスには、黒のほかに、白と金がある。
白は濡れると錆びる。金は本数が少ない。
なので、黒にしている。
そもそも、アマゾンプライム、配送料無料ならば、釣りの仕掛けは圧倒的に格安。
試しに、お近くの釣具屋で、同じ製品の価格を比較してほしい。
自分も以前は釣具屋さんで購入していた。
でも、アマゾンプライム、配送料無料が安いことを知ってからは、釣りの仕掛けは、すべてアマゾンで購入している。
ぜひ、おススメです。
で、いつも通り、ハリに、ゴム管付きオモリ1.5号をつけて底取り。
底+1ヒロの位置に渓流用のオレンジ目印。底+2ヒロの位置に渓流用の黄色目印。
この目印を見ていれば、スルスル釣りで流しっぱなしで、根がかりすることもない。
また、クロダイが待っている底に到達しないまま仕掛けを回収することもない。
カセでの厳寒期専用のスルスル仕掛けで、目印をつけることは、ぜひおススメします。
実釣
天気予報と違って、朝から雨、あられで、風が冷たい。
そんな中で、エサを準備し、道具を準備して、8時釣り開始。
1投目、サシエオキアミ。
回収するとオキアミがない。
2投目、サシエカニ。
そのまま残ってくる。
3投目、サシエオキアミ。
今度は、オキアミが、そのまま残ってくる。
チンタの気配はない。
カセの周りを、あっちこっちポイントを変えながらサシエを投入。探ってみる。
8時28分、サシエオキアミで1枚目。
目印から察するに、ほぼ底で食ってきた。
アタリは、張らず緩めずの状態なので、竿先が一気に入っていくので明白だ。
8時54分、サシエオキアミ。
9時15分、サシエオキアミ。
上潮は、右から左。
黄色のウキが沈んでいくのを見ていると、ウキが見える間は、ずっと右から左に流れる。
ほぼ底付近で見えなくなって、しばらくすると、今度は道糸が、逆に、左から右に引っ張られるようになる。
典型的な二枚潮だ。
でも、厳寒期専用スルスル仕掛け、000ウキとフロロハリス5ヒロのが、しっかり底潮をつかんでくれて、これを上手く流すことができたので、クロダイに食わすことができた。
9時41分、サシエオキアミ。
10時7分、サシエオキアミ。
10時21分、サシエオキアミ。
サイズアップを狙って、牡蠣棚際を狙ったり、逆に牡蠣棚から離れたところを狙ったり、いろいろ試したが、サイズアップせず。
10時38分、サシエオキアミ。
10時56分、サシエオキアミ。
この直前に、大きな雷が鳴った。
島田さんから電話があって、12時まで、あと1時間残っているが、もう上がらないか?、とのこと。
全員上がるのかと思って了解したが、たまたま一人、カッパが滲みて寒いので、上がりたい人がいたので、ついでだったみたい。
正直、もう少し粘りたかったところ。
チンタは1匹も釣れなかった。これからに期待。
11時納竿、帰港。
和倉方面は雨雲で真っ黒。
寒チヌシーズン本番、この日の振り返り
2月になって、ようやく海底の水温が下がったのか、チンタの猛攻にあうこともなく、小型クロダイの数釣りを楽しむことができた。
でも、これだけで満足していてはいけない。
そもそも、2月は年無しが釣れる時期。
仮に、この日、自分のカセの下には、年無しもいたし、小型クロダイもいた。
でも、サシエを食ってきたのは小型クロダイばかり。と考えると、
自分の釣り方で、一体、何が足りなくて、大型クロダイがつれなかったのか?
先ずは、マキエとサシエが近すぎたのだろう。
大型クロダイを釣るためには、大型クロダイの目の前にサシエを持っていかないといけない。
大型クロダイの活性が高くて、マキエに反応して、エサを積極的に拾っていれば釣りやすいだろう。
でも、厳寒期の寒チヌで、それはないだろう。
小型クロダイは、マキエに反応して、エサを積極的に拾っているだろう。
でも、警戒心の強い大型クロダイは、マキエの潮下で、こぼれて流れてくるエサを拾っているだろう。
そう考えると、マキエの潮下にサシエを流さないと、大型クロダイの目の前にサシエを持っていくことができないだろう。
なので、潮流、特に底潮を読んで、小型クロダイがいないマキエの潮下にサシエを流すようにしないといけないと考える。
次に、サシエの流し方が悪かったと思う。
小型クロダイは、落ちてくるマキエを下から見て、上を向いて、食っているだろう。
でも、大型クロダイは、下を向いて、底に落ちているエサを食っているかもしれない。
となると、根掛り覚悟で、ハリスを底に這わせて、サシエを底に沈めて、大型クロダイのアタリを待つ必要がありそう。
無闇に誘いをかけると、むしろ警戒して食ってこない可能性があるかも。
これからの年無し狙いの釣りは、このように、年無し、大型クロダイの習性を、より意識して、それに合わせて釣り方の作戦を考えたい。
銀狼リールが壊れた…
ベールのラインローラー付け根がねじ切れてしまった。
釣行前日、リールに道糸を巻き替えるにあたって、ラインローラーを点検。
ラインローラーが回らないことが分かった。
そう言えば、最近、道糸がよれているような気もしていた。
そこで、ラインローラーを分解して、ベアリング等の部品をメンテしようとした。
で、そのためにマイナスドライバーで、マイナスネジを回そうとしたが、回らない。
強く回したところ、マイナスネジが回らずに、ベールがねじれて、ベールがねじ切れてしまった。
残念だ。
実は、去年、有名なシーバス名人の入門書を見ていて、リールの水洗いを、
車のエンジンルームに水をかけて放水しているのと同じ
と書いている記事があった。
その記事を読んで、自分も同じ不安を持っていたので、なるほど、と思って、
それ以降、リールの水洗いをしていなかった。
その結果が、今回のラインローラー固着につながった。
リールの水洗いについて、インターネットを調べると、以下の動画に辿り着いた。
40年以上、魚釣りをしているが、まだこんな基本的なことが分かっていない。
まだまだ未熟。もっと勉強しなければ。
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