初冬の能登チヌ、ウキフカセの釣り方、タナが底だからチンタなのか?

カセ釣り

12月10日、長浦カセ、00号ウキ全層釣法でのクロダイのウキ釣りの結果は、30ギリのチヌ2枚

クロダイの釣果

クロダイ32㎝、30㎝。30ギリ。40オーバーには、ほど遠い。残念。

初冬の能登チヌ、ウキフカセの釣り方、タナが底だからチンタなのか?

この日は、冬の能登では珍しく、比較的、好天の予報。風も、それほど、なさそう。なので、一日ゆっくりウキ釣りができそう。

では、どんな釣りをしようか、と考えながら、早朝の、のと里山海道を島田渡船さんに向かって走る。海は、もうすっかり冬だろう。思い浮かべたのは、今年2月年無しを釣った時のこと。000号ウキの全層仕掛けで、サシエを底に這わせるような釣り方で。

時期は、まだ早いが、12月も2月も一緒だろう???

そう考えたのが、後で振り返ると、間違いだったかもしれない。

7時2分、ツインブリッジから2列目牡蠣棚群の1列目側端っこのカセにのせてもらった。牡蠣棚端っこには、向こうの牡蠣棚のアンカーロープが、すぐ近くに来ている。なので、沈みロープでラインが切られないように、仕掛け投入点には注意が必要となる。

マキエは、オキアミ半分、激荒1袋、チヌパワー日本海1袋。これで前半分。

後半分も同じ、残りのオキアミ半分、激荒1袋、チヌパワー日本海1袋。

この時期は、エサをまき過ぎると、かえって食いが悪くなるだろうから、オキアミは1角にとどめる。

サシエは、オキアミ、サナギ、ネリエ。

ネリエは、念のために準備。食い渋りイエロー。

マキエ作りで、最近やり始めたことがあるのでご紹介する。

オキアミと配合エサを、よく混ぜた後で、一旦、手で押し固めて、これで、しばらく置くことにしている。しばらく置いて待っている間は、道具の準備。

で、しばらく置いた後に、しゃもじで削って、これを柄杓のカップで押し固めて投入する。

このひと手間をかけることで、海水が配合エサ全体に均一に浸透して、マキエの粘りが均一になる。

で、こうすることで、マキエの最初の1投から、正確にマキエ投入できるようになる。

逆に、これをしないで、マキエを混ぜてから、すぐに、まこうとすると、マキエの粘りけのばらつきが大きく、部分的にネバネバだったり、パラパラだったりで、マキエ投入がコントロールしにくい。

よければ、ぜひ参考にしてください。

水温は12.2℃。だいぶん表面水温は冷たくなってきた。

竿は、がまかつチヌ競技スペシャルⅣ125。リールは、シマノBBXハイパーフォース1700。道糸は、シマノPEG5+0.8号。ウキは、南ウキ、チヌスペシャル00号。これでウキ止めなしのスルスル釣法、全遊動仕掛け。ハリスは、サンライントルネード松田スペシャル175でスタート。ハリスには、G2を打った。サシエを底に這わせようと思って。

で、この日の道具は、この1本。遊動仕掛けなし。後で振り返ると、ここで横着したのも反省点。

8時26分、まずはチンタ。サシエはオキアミ。

8時48分、次もチンタ。

9時28分、やっぱりチンタ。

9時37分、これもチンタ。

この日は、大潮だったためか、潮の向きがコロコロ変わる。その向きを考慮して、潮下にサシエを入れる。でも、チンタばかり。

サシエは、オキアミにしたり、ネリエにしたり。

オキアミで、アタリなしで、サシエがなくなるようになったので、ネリエを使用した。

その時は、サシエが底に到達すれば、クロダイが釣れるはず、と思い込んで繰り返していた。

でも、振り返って考えると、そうやって底に到達したネリエには必ずチンタが食ってきた。

 

10時22分、チンタ。

10時25分、チンタ。

10時54分、チンタ。

11時54分、やっとクロダイ30㎝。

このときサシエは、サナギだった。で、それまで、ハリスに打っていたガン玉G2を外して、ハリスにガン玉無で流していた。

サシエを底に這わせる方針を変更して、何とかボーズをまぬがれたのだ。

13時23分、同じように攻めたんだけど、またチンタ。北風が強くなってきた。そっち側は攻められない。

13時30分、やっぱりチンタ。

13時36分、またチンタ。

14時18分、これもチンタ。

でも、このくらいの時間に、クロダイ32が釣れた。写真は撮り忘れ。

やっぱり、サシエはサナギで、ハリスのガン玉無。00号ウキが底付近に沈んで、サシエのサナギは軽いので、底よりも少し上に、フラフラと漂っていたのを食ってきたと思われる。

15時納竿。

一日、冬晴れで、時折、日差しが差し込んで、暖かく感じる時もあった。午後は、北風が強くなって、少し寒くなったが、この時期の能登では、天気は上出来。

でも、釣果は、出来が悪い。これも実力。また今後、頑張ろう。

長浦でのチヌのウキ釣り、クロダイのタナを考える

この日の仕掛けから考える

この日、サシエを軽いサナギに変えて、ハリスのガン玉を外して、やっとこさ、小さいながらもクロダイが食ってきた。このときの海の中を想像すると、以下のようだったと思われる。

1.最初の仕掛け

チンタばかり食ってきたときには、サシエのオキアミ(ネリエ)は、ほぼ底に這っていただろう。

2.仕掛け変更後

その後、サシエを軽いサナギに変えて、ハリスのガン玉を外したときには、サシエのサナギは、底よりも上だろう。

このことから、この日、クロダイのタナは、底よりも上だったと言える。

 

過去記事から考える

12月能登のカセ釣りでチヌ37。冬のクロダイの釣り方どうする?

12時24分、クロダイ37㎝。タナを、底から1ヒロ上にしたときに、きれいにウキが入った。

晩秋の能登長浦でチヌ釣り、冷たい北風、雨降りの中でクロダイ38!

12時21分、ようやく来た。クロダイ38cm。タナは底付近ではなかった。ウキ止めがウキのところに来る前に道糸が、すーっと入って行ったので、浅かったと思われる。

長浦カセ、ウキ釣り、チヌ40×2、やっぱり底ではなかった!

遊動仕掛けに切り替え。ウキがウキ止めに到達すると、じわじわと沈んでいくようにガン玉調整。あるタナまでは一気に沈めて、そこから底上までは、沈め釣り。

で、サナギをサシエにして、牡蠣棚際に、じわじわっと沈んでいくウキが一気に沈み込んだ。チヌ33。やっぱり底ではなかった。

同じタナで連続してアタリがあるわけではない。ウキ止めの位置を、浅くしたり、深くしたり。

カニをサシエにして、牡蠣棚際の中層でアタリ、チヌ40。チヌ競技125だと、このサイズならば余裕。

コーンのサシエを試すも、エサ取りに取られるが、クロダイは釣れず。この後、サナギのサシエで、チヌ40、33追加。いずれも中層から底上。

秋晴れの麦ケ浦でチヌ釣り、サナギのウキフカセで釣果はたった1枚!

過去のチヌ倶楽部の記事、”水中カメラが見た底上の真実” を紹介します。

時期は秋。筏の底の水中カメラ画像です。

A 朝一番はチヌもエサ取りもいない

B ダンゴを打ち始めると、まずはエサ取り

C ダンゴが効いてくるとチヌが寄って来た。ベタ底ではなく、底から数十cm~数m。

D チヌにスイッチが入り、底でエサを捕食

E ベタ底から1~2mほど上層に浮いてしまった。同じ群れのチヌがほとんど同じタナに浮いている。

つまり、最初は底についていたチヌが、そのうち底上に浮いてしまった、ということだ。

これまでの記事からも、クロダイのタナは、底よりも上だと言える。

 

結論

長浦でのウキフカセのチヌ釣り、クロダイのタナは底よりも上。

ただし、これは条件付きだと考えている。

まずは、1つは長浦という場所。

潮流が、そこそこあるので、クロダイが浮きやすいのかも。

また、牡蠣貝が豊富なので、上から落ちてくるエサが多いからなのかも。

そう感じるのは、長浦以外でよく行く麦ケ浦では、この時期、クロダイがそれほど、浮いているような気がしない。やっぱり場所によって違うように感じる。

また、これから真冬になれば、やっぱり底でしか食わないかもしれない。

 

今年も秋冬は釣果に恵まれなかったが、釣れなかった分、いろいろ勉強できたと思う。この経験を生かして来年はしっかり釣りたい。

まだまだ未熟。もっと勉強しなければ。

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