晩秋の能登長浦でチヌ釣り、冷たい北風、雨降りの中でクロダイ38!

カセ釣り

11月23日、長浦カセ、松田ウキでクロダイのウキ釣り。潮流を読んでのエサ取り対策に挑戦。

クロダイの釣果

クロダイ38㎝、30㎝。惜しくも40には届かず。残念!

晩秋の能登長浦でチヌ釣り、冷たい北風、雨降りの中でクロダイ38!

11月も、そろそろ終盤。そろそろ、スノータイヤの準備など、冬支度をしなければならない、と思いつつ、また能登、長浦、島田渡船さんに魚釣りに来てしまった。

秋チヌは、エサ取り対策が難しく、ここしばらくは、貧果の連続。で、この日は、潮流を読んでのエサ取り対策に挑戦。

少し詳しく説明すると

マキエをまくと、エサ取りは、マキエの直下に、チヌは潮下にいるだろう、

という仮説を立てた。

で、サシエを潮下から入れていけば、エサ取りをかわせるだろう、という目論見。

で、ボイルオキアミを使用。

生オキアミ+配合エサのマキエだと、ほぼ垂直に沈んでいく。

一方、ボイルオキアミだと水平方向に拡散して沈んでいく。

なので、ボイルオキアミは、エサ取り対策として効果を期待できるだろうと考えた。

さて、結果はいかに…

6時56分、この日は、いつもの一列目でなく、別のカセを選んだ。ツインブリッジから2列目の奥。ここ周辺の黒いウキ玉が沈みかけている。それは牡蠣貝が、いっぱい付いている証拠。なのでクロダイも、いっぱい付いていそう、と期待して、このカセにのせてもらった。

まわりの牡蠣棚、どこも黒いウキ玉が沈みかけている。

ひょっとしたら、いけるかも???

水温は16.2℃。

マキエは、二通り。

まずは、生オキアミ、激荒、チヌパワームギスペシャルを混ぜた配合エサのマキエ。

もう一つは、ボイルオキアミそのまま。

サシエは、サナギ、ネリエ。これと、マキエから、ちょこっと取り出した生オキアミ、ボイルオキアミ。

竿は、がまかつチヌ競技スペシャルⅣ125。リールは、ダイワ銀狼。道糸は、サンラインビジブルトマト25。ウキは、松田ウキ、松山匠L BB-BB。ハリスは、サンライントルネード松田スペシャル175。ハリは、がまかつチヌ1号。


7時40分、マキエ開始。二通りのマキエはこんな感じ。

で、洗面器に入っているのはコーン。これは潮流を把握するために用意した。サシエ投入のたびに、このコーンを少しまいて、沈み方を観察して、潮流を把握しようと思って。

7時46分、風は左から右へ、北東の風。潮流は、その逆。右から左。

なので、右にマキエをまいて、左にサシエを投入する。

7時53分、1投目、ウキ止めを底トントンにしていた仕掛けがなじんだ、と同時にウキが入る。アタリ…

クロダイ30。サイズは小さいが、幸先が良い。

8時9分、2投目、サイズアップを狙ったが、チンタ。まずい。やばいのか???

やっぱり、その後、エサ取りの猛攻にあった。

ウキに反応はあるが、入らない。で、回収すると、サシエがない。

潮流を見ながら、マキエ、サシエの投入点を、それぞれ変えて、いろいろ試す。

また、タナも半ヒロずつ、浅くしたり、深くしたり、いろいろ試す。

でも、アタリがないまま時間が過ぎてゆく。

12時21分、ようやく来た。クロダイ38cm。タナは底付近ではなかった。ウキ止めがウキのところに来る前に道糸が、すーっと入って行ったので、浅かったと思われる。

少し潮が流れ出したのか魚の活性が高くなったような気がする。

12時29分、次に来たのはチンタ。サイズアップしない。

12時51分、次はアジ。

13時4分、やっぱりチンタ。

13時14分、またまたチンタ。

13時37分、最後はアジ。

14時納竿。結局、1投目で釣った30と、昼頃に釣った38の2枚のみ。

冷たい北風、雨降りでクロダイの活性が低いのか、渋い一日でした。

エサ取り対策の効果は?

この日の作戦は、

マキエをまくと、エサ取りは、マキエの直下に、チヌは潮下にいるだろう、という仮説を立てて、

水平方向に拡散して沈んでいくボイルオキアミをまいて、潮下のクロダイを狙う作戦だった。

でも、結局、カワハギと思われるエサ取りに翻弄されて、また魚の活性が上がった時でも、小型クロダイかアジしか釣れなかった。

よくよく考えてみると、そもそも、ここのカセでは水深15m。

そこそこ潮が流れていて、マキエでまいたボイルオキアミが、潮流で水平方向に拡散して沈んでいくとすると、ボイルオキアミが底に到達するころには、相当に広範囲に拡散している可能性が高い。

マキエの範囲を広げ過ぎているかもしれない。

水深が竿1本から2本の磯釣りならばともかく、竿3本のカセで、ボイルオキアミを広げてまくのは、単にマキエをばらまいて、釣りにくくしているだけかもしれない。

その結果、むしろ、エサ取りと本命クロダイとの分離をしにくくなっていたかもしれない。

結論としては、狙ったエサ取り対策の効果はなかったと思われる。

ウキ選び?松田ウキか?南ウキか?

先週のブログ記事で書いたように、松田稔さんが00号ウキを使うと上手くならない、と言っているもんだから、この日は松田ウキ、松山匠を使って、ウキ止めをつけて、タナを決めて釣ってみた。

1枚目で釣ったクロダイ、底トントンに合わせていたが、ウキがなじむと同時にウキが入っていった。

ウキがなじんだ瞬間は、ガン玉が沈んだだけ。ガン玉の先についているサシエは、まだ沈んでいる途中のはず。

とすると、底トントンよりも浅いタナにいたクロダイが、沈んでいくサシエを追いかけていって、途中でサシエをくわえていて、ウキがなじんだと同時にアタリになったと思われる。

昼頃に釣ったクロダイは、もっとタナが浅かった。ウキ止めがウキのところに来る前に道糸の入っていくスピードが早くなって、で、そのままウキがなじんでいる間もなく、すーっと入って行ってアタリとなった。

この時も同様に、底よりも随分浅いタナにいたクロダイが、沈んでいくサシエを追いかけていって、途中でサシエをくわえていて、ウキがなじんでいる間もなく、アタリになったと思われる。

とすると、結局、ウキ止めをつけて、タナを決めて釣っている意味がなかった、と言える。

で、そう考えると、この釣り場では、やっぱりクロダイのタナは一定ではないのは明らか。

で、むしろウキ止めをつけて、タナを限定してしまうと、限定したタナ以外にいるクロダイを逃してしまうことになる。

とすると、やっぱり、この釣り場では、南ウキの全遊動の方が良い、と思われる。

松田稔さんが00号ウキを使うと上手くならない、と言われても、やっぱり釣り場、釣り場によって最適な答えが違う。

どんな名人が、どんなことを言っても、自分自身が考えて、試して、経験したこと、これが大事。

いつまでたっても、まだまだ未熟です。もっと勉強しなければ。

コメント

  1. 福原 より:

    はじめまして^ ^
    石川県在住の愛釣家です。
    いつもブログを見て勉強させていただいてます!
    私のメインはフカセ釣りですが、
    船を中島にとめてあり、能登大橋〜深浦くらいまで2ヶ月に1〜2回、魚探で牡蠣棚周りや島周り、橋脚周りの魚のタナを見ています。
    先日見た時(11/20)は、長浦の牡蠣棚にチヌらしき魚影は、全て底でした。大きい魚も一緒に群れでいて、大きい群れみたいでした。エサは一切撒かずに見るだけです。

    良かったらご参考まで^ ^

    • notogasuki より:

      はじめまして。
      コメントありがとうございます。めちゃくちゃ貴重な情報ありがとうございます。
      やっぱり底ですね。
      しっかり底に届けるマキエが必須だということが分かりました。
      ただマキエで浮いてくるかもしれませんね。今週試してみます。
      ありがとうございます。

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