9月10日、長浦カセ、クロダイ狙いのウキフカセ、北東風4mに揺れる手漕ぎボートで、やっとこさボーズ回避
クロダイの釣果
クロダイ35㎝。やっとこさボーズ回避
能登の秋チヌに大苦戦、大潮の潮が動いた一瞬に浅ダナでアタリ集中!
先週末は旅行に行っていて、魚釣りは1回お休み。で、島田さんのホームページで、釣果はどうだろうかと見ていたが、クロダイの釣果は、いつもよりも少なめに見える。皆さん秋チヌに苦戦しているのかな。
で、今週末、島田さんに予約電話を入れたところ、大会があるので、もうカセは空いていない、とのこと。なので、やむを得ず手漕ぎボートを予約。
当日、5時半前に長浦に到着。なるほど、駐車場は県外ナンバーの車でいっぱい。でも、こうやって県外の人に能登に来てもらって、能登の良さを知ってもらうのは大事なこと。ウエルカムです。
気になるのは風。北東風4mの予報。ちょっと不安を感じながら手漕ぎボートで出港。
案の定、朝から風が強い。ボートを漕ぐのが下手な自分には大変。さらに写真を見れば分かるように風波が立っている。小さなボートは予想以上に揺れる。
で、やっとこさ手前から2列目の牡蠣棚の端っこに到着。ボートを固定した。最初は、牡蠣棚の切れ目にできる潮目を狙って、牡蠣棚から離れた場所で、アンカーを沈めて釣ろうと思っていた。でも、この強風下なので、安定、安全を優先。いつもの通り、牡蠣棚にぶら下がることに。
この日の道具は、竿は、がまかつマスターモデル2チヌL-50。ボートの上では、少しでも竿は短い方が良い。なので本当は47のスーパープレシードかアルデナが欲しいところ。リールは、ダイワ銀狼。道糸は、サンラインビジブルトマト2.5号。ウキは、南ウキキングモデル00号。
6時15分マキエ開始。マキエは出港前に混ぜてきた。
この日のマキエは、オキアミ2㎏、激荒1袋、コーン1缶、にチヌパワー日本海1袋。
潮周りは大潮、300満潮、804干潮、1341満潮。なので、10時くらいまでの短期勝負と思って少な目に。
サシエは、カニ、ネリエ、サナギ、コーン。ネリエは、荒食いブラウン、エサ持ちイエロー、高集魚レッド。カニは40持ってきた。
表面水温は、24.8℃。表面水温は低下傾向。
6時29分釣り開始。先ずはネリエ。これ何となく、よくやっている黄色と赤のマーブル。効果は不明。自分のこだわりかな。
ハリスは、サンラインVハード3号。ハリは、がまかつチヌ5号。
で、釣りの前に先ずは底取り。底プラス2ヒロに電車結びでウキ止めを付けた。これはウキ止めというよりも目印のつもり。上から下まで探って目印まで来て、アタリがなければ巻き上げるつもりで。
で、この日もガン玉なしで、全層釣法、スルスル釣りで。
それにしても、ボートがよく揺れる。揺れて牡蠣棚にぶつかってゴツンゴツンいっている。船酔いに弱い人だったら、酔ってしまいそうな揺れだ。
最初マキエが効くまでは、アタリがないまま底付近までネリエが残った。
そのうちマキエが効いてくると、サシエがネリエだとなくなる。でも、サシエが、サナギやカニだとアタリがないまま底付近まで残った。
そのうち、良い感じで潮が流れてきた。
ネリエをサシエにして、浅ダナでアタリ…。ちょっと引いたがバレた。ハリ掛かりが浅いのか。口切れ。
次は、カニをサシエにして、浅ダナでアタリ…。今度はハリがかりすらしなかった。
ボートの揺れが大きいので、どうしても糸が緩んだり張ったりを繰り返す。なので、緩んだときにアタリがあると、かけるのが難しい状況。
ならば、少しでも抵抗を小さくして、まずは食い込ませようと思って、ハリスを3号から2.25号に、ハリをチヌ5号からチヌ3号に変更。
すると、サナギをサシエにして、浅ダナでアタリ…。やっとのった。でも、それほど重量感がない。
8時10分、クロダイ35cm。何とか1匹確保。
その後も、アタリはあるが、合わせのタイミングが難しい。なので掛けられない。
8時37分、ネリエをサシエにして、浅ダナでアタリ、やっと掛けたと思ったら、30未満のチンタ。
その後、このパターンではアタリがなくなった。マキエに寄っていたクロダイが散っていったのか。
なので、今度はハリに4Bのガン玉をつけて、牡蠣棚際に落とし込む。
牡蠣棚際を1.5m間隔毎に探っていく。ボートを少しずつ移動しながら丹念に探っていった。でもアタリはない。
そのうち潮がピターと止まった。いつも大潮の時はこんな感じだ。潮が動くときは良いが、それ以外はピターって感じだ。次の満潮まで粘ろうかどうかどうしようか。
11時19分、ネリエをサシエにして、底付近で、やっとこさチャリコ。もはやこれまでか。
11時半納竿。
帰りは、来るときよりもボートを漕ぐのが大変。どんどん西側に流されて、戻ろうにも戻れない。なので一旦はボートを岸際につけて、そこから岸に沿って一生懸命漕ぐ。何とか帰港。
秋チヌ対策を考える
今、現時点で、自分が考えている秋チヌ対策は以下の通り。
タナ選び
この日アタリがあったタナは、2ヒロのハリスがなじんだくらい、またはもう1ヒロくらい沈んだくらいだった。前回、8月27日釣行では、2ヒロと底だった。
水は温まりにくくて冷めにくい。気温は、8月が最高になる。一方で、水温は、温まりにくいので、少し遅れて9月が最高になると思っている。
そんな高水温なので、エサが豊富な上層に、クロダイがいると考えても、何ら不思議ではない。
去年はこの時期、松田稔さんの記事を読んで、秋チヌは底にいると決めつけていた。そのため、去年の秋は貧果の連続だった。
また、この時期、カセ釣りの多くの方々が、アケミ貝をサシエにして、底または底付近を釣っていると想像する。島田さんのホームページで、最近のクロダイの釣果が、いつもよりも少なめに見えるは、もしかしたらタナがあっていないのかも、と考えることもできる。
なので、今秋は徹底的に浅ダナにこだわってみようと思う。
で、ウキは南ウキキングモデル00号ではなく、南ウキ0号に切り替える。ハリスは、2ヒロスタートで、場合によっては、もっと短くしたいと思っている。
サシエは、沈みにくいサナギスタートで、沈みやすいカニ、ネリエは、様子を見ながら。場合によっては、ハリスを短くして、使わないといけないかも。
ただ、忘れていけないのは、底や底付近にクロダイがいる場合もあるということ。なので、しっかり底取りをして、上から下までを丁寧に探っていく必要がある。
ポイント選び
島田さんのホームページで、今年もマダイの大物をたくさん釣っている名人がいる。秋になって、ほかのみんなが苦戦している中でも、その名人には関係なし。その人の釣り方は、島田さんも分からない。ただ分かっていることは、手漕ぎボートで深浦側で釣っていること。そして牡蠣棚から離れてアンカーを沈めて釣っていること、だ。
で、その名人のポイント選びには、エサ取りが関係しているのでは、と思っている。
今の時期、牡蠣棚にはエサ取りがいっぱいついている。特に今年はシマダイが多い。まともに入れるとネリエなんて、瞬殺、ひとたまりもない。
で、磯釣りでは、よくあることだが、マキエを磯際にまいて、エサ取りを磯際に集める。そして、沖に少量のマキエをして、沖を釣る。エサ取りは、磯際だと安心してマキエを食えるが、沖には大型魚がいるので、磯際を離れられない。磯釣りのエサ取り分離作戦の基本だ。
で、ここ牡蠣棚のカセでは、牡蠣棚が磯際に相当して、エサ取りは牡蠣棚を離れられないのでは、と想像する。なので、この時期は牡蠣棚から離れたところをポイントにするべきかもしれない。
まだまだ未熟。もっと勉強しなければ。
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