能登の夏チヌのパワーでハリス切れ連続、やっとこさでクロダイ5枚

カセ釣り

8月6日、長浦カセのクロダイウキフカセ、牡蠣棚際で食わせた大物をどうやってとるのか?

クロダイの釣果

クロダイ38㎝、36㎝×2、35㎝、32㎝、やっとこさでクロダイ5枚

能登の夏チヌのパワーにバラシ連続、やっとこさでクロダイ5枚

今年も、もう8月です。去年の8月は長浦のカセでクロダイをたくさん釣りました(8月7日、年無含む11枚8月12日、14枚8月15日、12枚8月28日、11枚。)。

というか、それまで、自分も長浦のカセでは、ほかの皆さんと同じように短い竿でやっていた。で、めったに釣れなかった。

それが穴水の筏に行くようになって、筏の上から、ウキ釣りで結構、クロダイが釣れることが分かった。

それで、同じように長浦のカセでウキ釣りをやってみたところ、自分が上手くなったのでは?と勘違いするほどクロダイが釣れてしまった。

で、それ以来、ずっと、ここ長浦のカセで、磯竿を持ってウキ釣りをするようになりました。

磯釣りは、特に地磯なんかでは、日によって当たり外れがあるので、安定した釣果は難しい。

でも、ここ長浦のカセでは、年中そこそこ釣れます。なので、磯釣り師の方にも、おススメします。

6時11分、ツインブリッジから1列目のカセにのせてもらった。

この日、朝、島田渡船さんが店を開けるのが遅かった。どうも、島田さん、こむら返りがひどかったらしい。普段は5時半に出港するのが、この日は6時。

最近このカセが続いていたので、またか?って感じもあったが、時間が遅れていたので、朝一番にここにのせてもらって、むしろ感謝。

6時13分、マキエ開始。

マキエは、生オキアミ1角、チヌパワームギスペシャル1袋。予め、出港前に混ぜておいた。もう1セットはオキアミをクーラー保存して後半戦に。なので、カセにのったら、すぐにマキエ開始。

サシエは、生オキアミ、ネリエ。食い渋りイエロー、荒食いブラウン。

ネリエは暑いので、必要分だけ出して、あとはクーラーに入れておいた。これまでネリエの食いが、それほど良くなく、サシエはオキアミ主体だったので。

で、実際は、この日は、オキアミで釣ったのが1枚だけで、あとはすべてネリエ。やっとネリエを食ってくる時期になってきたか、って感じ。

水温は28.0℃。高い。

表面水温が高くなると、溶存酸素が少なくなる。とすると今まで浮いていたクロダイが、また沈んでしまうかも。

竿は、がまかつチヌ競技スペシャルⅣ125。リールは、ダイワ銀狼。道糸は、サンラインビジブルトマト2.5号。

ウキは、宗ウキ速攻LL 2B。キザクラ全層ホルダーで、ウキ止めなしのスルスル仕掛け。

ハリスは、サンライントルネードVハード2.5号。

6時35分、1投目でクロダイ36㎝

ガン玉は、ハリコミ小次郎G4。ハリは、がまかつチヌ5号。サシエはオキアミ。浅ダナで食ってきた。

でも、その後、続かなかった。アタリがあっても食い込まなかった。

抵抗が大きいのか。ガン玉なしのノーシンカーにして、ハリをチヌ3号に落として。

7時12分、サシエをネリエにして、やっとクロダイ追加。食ってきたのは底付近。

足元にはアジがウジャウジャ見える。もはやオキアミでは瞬殺と、このあとサシエはネリエに。

7時40分、クロダイ追加。ネリエで底付近。

この後、サイズダウンして、チンタが釣れるようになった。

カセの周囲をまんべんなく探ったが、かかってくるのはチンタ。

遠投して、向こう側の牡蠣棚、後ろ側の牡蠣棚を狙っても、釣れるのはチンタ。

なので、狙いをカセの船首の牡蠣棚の近いところに。足元なので牡蠣棚ギリギリにサシエを落とし込んでいける。

底付近でアタリ、あわせると重い。

真上に竿を立てたのだが、案の定、牡蠣棚の方に逃げる。必死に引き離すが間に合わない。

プツーン!切れた。

ハリス切れだ。

気を取り直して、今度は、狙いをカセの船尾の牡蠣棚の近いところに。

同じように、底付近でアタリ、重い。

竿を真上に立てたが、やはり牡蠣棚の方に逃げる。耐える。

また、プツーン!切れた。

やっぱりハリス切れ。

ハリス切れ連続。

この後、潮が止まった。そして、アタリが遠のいた。

風が強くなって、宗ウキが表層流にどんどん流される。これでは釣りにならない。

で、ウキを南ウキキングモデル00号に変更。同じように全層釣法。このウキだとネリエをつけるといい感じで沈んでいく。で、表層流に流されずに、底潮を捕まえて、いい感じで流れてくれる。やっぱり風があるときには、このウキがベスト。

9時3分、潮がわずかに動き始めて、やっとアタリ。クロダイ追加。やっぱりネリエで底付近。

10時21分、クロダイ追加。ネリエで底付近。

この後、潮がピターっと止まって、あたる気配がしなくなった。

11時に島田さんに電話して納竿。

12時帰港。

8月の夏チヌ、どう釣るか?

改めて、去年のブログを振り返ってみた。やはり夏チヌのパワーにやっつけられて、ハリス切れのバラシの連続だった。

また、去年も、それまで浮いていたクロダイが、8月のどこかで活性が低下して、底や牡蠣棚際を狙わざるを得ない状況になっていた。この現象は、表面水温が上昇して、表層の溶存酸素濃度が低下。その結果、これまで浮いてエサを食っていたクロダイが、また底に戻ってしまったと考えられる。

そうなると、やはり、しっかり底を釣らないといけない。もちろん、潮流や降雨など、その日の条件によって浮いてくるときもあるだろうが。

底を釣る場合、その分、糸が出ているので、ハリス切れバラシのリスク高まる。

そこで、8月の夏チヌ対策は、以下を考えている。

1.常に潮流を意識すること。クロダイは潮が流れてくる方向に頭を向けている。で、潮上から流れてくるエサを捕食している。これは釣り上げて、スカㇼに入れたクロダイを見ればわかる。どの魚も同じように潮が流れてくる方向に頭を向けている。で、ここからは想像。エサを食ったクロダイは違和感を感じて、すぐさま反転して逃げようとする。とすれば反転する側が牡蠣棚であって、それが近ければ、まずバラす危険性は高い。例えば、足元の牡蠣棚に潮が当たっている。とすると、その足元の牡蠣棚際で食ってきたクロダイは、必ず牡蠣棚に突っ込んでいく。そうなってかかった大物は、まず取れない。よって、常に潮流を意識して、かかったクロダイの逃げる方向を意識して、牡蠣棚際を狙う必要がある。

2.クロダイが底付近で食ってくる場合、道糸には底付近を意識できる目安があった方が良い。いきなり竿先が海中に入っていくよりは、そろそろくるかな?って神経を集中させて、待ち構えていた方が対応しやすいのは当たり前。夏前までの底を釣っていた時には、必ず底位置が分かるように目印をつけていた。でも、最近はクロダイが浮いている、浅ダナで食ってくる、と決めつけて目印をつけないでいた。でも、これからは底付近の目印を必ずつけることにする。

3.クロダイが底付近で食ってくるならば、底付近まで確実にサシエを届けないといけない。となるとサシエの見直しが必要。今だとネリエを大きめにするか、カニか。底を狙うならば、もうオキアミは止めた方が良い。またマキエも、そろそろオキアミ主体のマキエは止めた方が良いかも。そろそろ激荒の出番かな?って思っている。これはいろいろトライしてみたい。

8月の目標は、去年の釣果を上回ること。いろいろ考えて挑戦したい。

まだまだ未熟。もっと勉強しなければ。



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