久々長浦、チヌ42㎝以下12枚、同じやり方で釣れた!

カセ釣り

7月31日、能登、長浦、ウキ釣り

釣果

チヌ42㎝、40㎝、39㎝×2、38㎝、37㎝、35㎝~30㎝=6、計12枚

釣りレポート

久々に能登、長浦、島田渡船さん。今は牡蠣での釣りが終わって、アケミ貝のシーズン真っ只中。そこに、これまで麦ケ浦で上手くいったネリエのウキフカセで挑戦しようと思った。去年の夏は自分もアケミ貝で島田に通った。その経験からアケミ貝での釣りに、以下の弱点を感じていたからだ。

1.アケミ貝の集魚力は弱いと思う。マキエとしてまいても、なかなかチヌは寄ってこない。なのでアケミ貝での釣りは、チヌがいれば食ってくるが、いなければ沈黙のみ。

2.アケミ貝では底中心の釣りなりがち。でもこの時期、チヌの活性が高く、浮きやすい。狙いは底中心ではなく、浅タナ中心にするべき。

そこでエサ取り対策に不安を感じたが、アケミ貝を一切持参せず、ネリエ1本で、麦ケ浦でのやり方、ネリエでのウキフカセ釣りで挑んだ。

6時、カセに乗った。この日の釣り場はここ。北側は牡蠣棚の端。南側は牡蠣棚が続く。基本、牡蠣棚に着いたチヌをマキエでおびき出して釣る作戦。北側は沈んでいるアンカーロープの根元も狙い目と思われた。

<北側>

<南側>

マキエはいつもの、生オキアミ2角、激荒2袋、チヌPムギ2袋。サシエもいつものネリエ3種、食い渋りイエロー、高集魚レッド、荒食いブラウン。タックルはチヌ競技SP Ⅳ 125、道糸PE1号、ハリス25、牡蠣棚に逃げるチヌを太ハリスで強引に引き離す作戦。ウキは南ウキ競技ゼロでのスルスル。

カセにのったら、まずマキエ作り。そして周囲360度にマキエ。そしてタックル準備。その合間にも360度マキエ。で、タックルの準備が整って、釣り開始。

1投目空振り。2投目に、早速、30台半ばのクロダイがヒット。スルスルでウキ下は5~6mくらいか。それにしても良く引く。夏チヌだからか、長浦のチヌだからなのか。とにかく引きが強いので小さくても楽しめる。

その後、朝のゴールデンタイム突入。ほぼ入食い状態。ただしバラシも連発。針かかりしたクロダイは底か牡蠣棚のどちらかに向かって突っ込む。

底に猛烈に突っ込んでいくやつ、糸はもちろん出さない。竿で我慢する。竿尻を肘にあてて我慢するが汗で滑って安定しない。そのうち竿先が下を向いたらハリス切れ。底に沈んでいる牡蠣殻にハリスがすれるためだと思う。

牡蠣棚に向かって突っ込んでいくやつもいる。向こう側に行くやつはまだ取れる。でも手前に突っ込んでくるやつは、どうにもできない。やはり牡蠣棚にすれて、ハリスが切れる。

かけてもかけてもハリス切れ連発。そんな中でも何とか、チヌ42、40、39×2、38、37、35~30=6、計12枚。

反省点、1点目は、うかつに糸を出してしまっていたこと。まずウキに反応があり、アタリがありそうなときに、リールのベールをすぐ戻さないといけない。遅れて指で押さえていては、走り出したクロダイを止められない。

同じようにレバーブレーキもムダに緩めてはいけない。糸を出せばクロダイが弱るなんてありえない。糸を出せば出すほど障害物に近づく。ハリス切れのリスクが高まる。なので糸を出してはいけなかったのだ。

で、早く巻き取らなければいけなかった。ここ長浦は麦ヶ浦と違って水深が浅い。だから糸が出てるなら、とにかく早く糸を巻き取る。余分に糸が出ているとハリス切れのリスク大。

反省点、2点目は、竿の角度が悪かったこと。どこだったかに書いてあったけど、チヌを怒らせないように胴で受けていれば、あとは沖でチヌが浮いてくるって。とんでもない。それで浮いてくるクロダイもいないではないが、そうでないクロダイがほとんど。優しく胴に受けて耐えていても、チヌが気づいて急に底に突っ込みだしたら、もう止まらない。

クロダイは引っ張られる反対方向に向かって逃げようとする。底で切られたのは竿を上に立てたからだ。例えば、竿を寝かせれば底に突っ込まれることはなかったはず。そして竿を寝かせるためには、アタリを待つときの竿の向き、合わせるときの竿の向きをあらかじめ考えておかなければならなかった。結局、竿さばきが悪かったのだ。

で、朝のゴールデンタイムが過ぎたら、あとはアタリがポツポツと少なくなり、そのうちアタリがなくなって11時納竿。マキエで汚れたカセを掃除して12時帰港。

振り返ると、今回、長浦でネリエのウキフカセで釣れたこと、これは自分の仮説が間違っていないことの証明になり、自分にとって大きな収穫。一方で、ここ長浦は、麦ヶ浦と違って水深が浅く、牡蠣棚が密集した釣り場。そこで、どうすればハリス切れがないように釣り上げれるか。ライン操作、竿さばき、これが新たな課題だ。まだまだ勉強しなければ。

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