2021年5月8日、能登穴水麦ケ浦、ウキ釣り
釣果
チヌ36㎝
金曜日夕方にエサを買いにフィッシャーズ金沢に。そこで聞いたところによると、そろそろ磯で乗っ込み大チヌが釣れ始めているとのこと。天気予報を見ると何やら南西の風が強そう。それでも天気図などをよく見ないで、自分勝手に乗っ込み大チヌを思い浮かべて、釣り場を、南西風なら北向きの上大沢と決めつけて、早朝に出発。そして5時、上大沢到着。
ヤバい…これはウキ釣りができる風ではない。のと里山街道を走っているときに、すでに風の強さを感じていたが、やっぱり海に着いたら、半端ない。冷静にスマホで天気図を見ると、日本海側に低気圧。そりゃ風が強いはずだ。きっと能登半島の外海は、どこに行っても強風でウキ釣りは厳しいだろう。解凍したオキアミを捨てて帰ろうかな、とも思ったが、せっかくなので、久しぶりに穴水に移動。
穴水というのは能登七尾湾の北側で、リアス式海岸の大小多数の岬と入江に囲まれている場所。そのため冬の北風のときでもウキ釣りができる能登半島では風には最強の釣り場。クロダイの魚影も濃く、野々木鼻、麦ケ浦など好ポイントがあります。昔は岡田ウキで有名な岡田進さんも、この地に、たびたびクロダイ釣りに訪れていました(よく見かけました)。ただ、潮があまり流れず、また水深が深いので、乗っ込みクロダイを狙うには、あまり良くはないかも。
穴水に着いたら、どこか歩いて行けるところはないかと、内浦港や潮騒の道を歩きまわった。そのあたりで竿を出しても良かったが、せっかくなのでと道辺渡船に電話連絡。カセにのせてもらうことに。道辺のとうちゃんから、”水深14m、牡蠣棚のそばにいるかもしれんよ”、とアドバイスをもらって、8時釣り開始。最初、ガン玉2号を二個つけて、スルスル釣りをしようとしたが、いくら穴水といっても、この日は風が強く、時々吹き荒れる強風でウキがあっという間に流されてサシエが入っていかない。そこで松山3B-BBにして、ウキ止めを付けて、ドーンと沈めて、底を引っ張ってくる釣りに。で、しばらくは生命反応がないオキアミがそのまま残ってくる状況が続く。たまにフグと思われるウキがちょっとしもって、そのあと浮いて来たり、針がなくなる現象が続く。タナを少し浅くするとやっとアタリ。チンタ君だ。チンタとは言え黒鯛の顔が見れて少し安心。ハリスを、フロロからナイロンハリス、ハイコンタクト1.5号に変更。ガン玉を、ハリス直結部に3B、ハリス真ん中にBBを付けていたのを、ハリス直結部にBB×2個、ハリス真ん中4号に変更。ここは潮があまり流れないので、遠投してドーンと沈めて、手前の、これからウキ引いてくるあたり数か所にマキエ。そのマキエの帯の中を、サシエが底付近に漂うようにイメージして引っ張ってくるとアタリ。がま磯マスターモデル2、チヌLが大きく曲がる。水深14mで食ってきたチヌを0号竿で釣ると、ぞんぶんに引きを楽しめて面白い。上がってきたのはチヌ36㎝。乗っ込みチヌではないが満足。15時、納竿。
穴水にはもう一つ松村渡船というのがあります。ご参考までに。
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