強風でカセが揺れてチヌのアタリをとるのが難しかった

カセ釣り

2021年5月4日、能登長浦、カセ釣り

釣果

47㎝

GWは釣りをしないつもりだったが、性懲りもなく、AMカセ釣り、PM磯釣りのダブルヘッダー強行予定。まずは第一戦目、島田渡船さんでカセ釣り、6時出港、天気晴れ、南西の風が強くなる予報。この日の課題は、牡蠣のマキエ。以下のように考えて、これまでのマキエを変更した。

変更前

牡蠣を割って、身と殻を分けた。殻を砕いた。この身と殻を混ぜてマキエとしていた。

以前、ここで釣りをしていると、別のカセで、たくさん釣っていたベテランさんが何やらぐしゃぐしゃ砕いている音が聞こえた。これを牡蠣殻を砕いている音と考えた。

確かに砕いた殻をマキエとしてまくと、カセの上から見ると、キラキラしながら沈んでいく。いかにも集魚効果がありそう。底にいるクロダイは、それに誘われて浮いてきそうに思えた。

最初は、身と殻を分けずに砕いたが、全身、牡蠣汁だらけになった。そのため身と殻を分けて、殻だけを砕くことにした。

変更後

牡蠣を軽く殻を割って、ちょっと身が顔を出す程度にして、そのままマキエとすることにする。

変更理由

よく考えたら牡蠣の殻はエサではない。だから殻をマキエとしてまいても集魚効果がないと考え直した。

クロダイのいる海底には、光が届きにくいと思われる。したがって海面近くではキラキラと沈んでいく殻が、底付近ではキラキラしていないかも、もしそうならば集魚効果がないかもしれない。

中層で食ってきたクロダイをかけるのは難しい。底にいてもらった方が、かけやすい。とするとクロダイを浮かせようとするべきでない。

牡蠣の身が丸出しで、簡単に食える状態だと、エサ取りも簡単に食える。クロダイも同様。ならば回遊して来たクロダイが一口で食って、去って行ってしまう可能性が高い。それよりも身が少し見える程度にして、クロダイが殻を割らなければ身を食えないようにしておけば、回遊してくるクロダイを、少しは足元に留めておくことができるのではないか、と仮説を立てた。

で、マキエを変えた結果は、フグがたまに釣れて、そうでなければ沈黙。その中で、3回くらいチヌの気配があって、かけたのがクロダイ47㎝1匹のみ。それ以外は、かけても、かかりが浅く、針外れが数回。しっかりかけられなかったのは、強風でカセが揺れてチヌのアタリをとるのが難しかったから。ここのカセは南西の風になると、カセが揺れる。海底のサシエは止まっているが、カセは周期的に振幅するので、糸が張った瞬間、糸が緩んだ瞬間、が交互に繰り返される。チヌがエサを食ったとき、糸が張った瞬間ならば、アタリとして認識できるはずだが、そのときに風で竿先があおられていると、アタリを見逃してしまう。そのとき以前、島田さんに聞いたことを思い出した。以前ここに通っていた名人は、こういう状況だと竿を海中に真直ぐに入れて、手指でアタリをとっていたとのこと。それで、自分も左手で糸をつまんで、アタリをとってみたが、フグが1匹釣れただけで、時すでに遅し、その後は沈黙のまま。まだまだ修行がたりない。こういう日は、そういう技がなければ釣れないんだろう。新たな課題、強風でカセが揺れてチヌのアタリをとるのが難しいときの対策を考えなければならなくなった。

マキエの変更については、まだ答えがでていないので、これからしばらく続けてみて検証してみようと思う。11時に片付け開始。12時帰港。すぐPM磯釣りのために輪島に移動。続く。

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