2021年6月5日、能登麦ケ浦、ウキ釣り
釣果
チヌ39㎝
釣りレポート
4時上大沢到着、性懲りもなく、また来た。天気予報は南西風。門前だとまともに風を受ける。この風を避けようと思うと、どうしてもこっちを選んでしまう。でも、車を止めて、いざ海を見ると、うねりが大きい。先週までの比ではない。外海はどこも無理だろう。と思って、すぐ穴水方面に引き返した。どこに行こうか?能登町の東向きの磯でも行こうかな。とも思ったが、せっかくの好天。車に乗っているよりも、早く竿を出したい。と思って穴水に。そういえば穴水は湾奥だから、もしかしたら乗っ込みが遅れてるかも、とその点も期待。そして道辺渡船で麦ケ浦に。
5時半、マキエ開始。マキエは、生オキアミ1角、ボイルオキアミ1角、チヌパワームギ、チヌパワー白2袋。ポイントを牡蠣棚際に設定。ウキは紫水B-5、フロロハリス1.5を2ヒロ、針はナノチヌふかせ3、遊動1ヒロ、サシエ、ボイルオキアミでスタート。食ってきたのはコッパグレ。3投目を回収して、このままではコッパグレに遊ばれて1日棒に振ってしまうと判断。サシエをネリエにチェンジ、ウキを南ウキ0に交換。ウキ止めなしのスルスルで投入。その後、ガッツーンとアタリ、コッパグレとは明らかに違う重量感。もしかしたら?と思った瞬間、プッツーン…。回収したら高切れで、ウキはロスト。牡蠣棚に近過ぎたんだろう。でもコッパグレの下に大型魚、もしかしたら大チヌはいるかも。そう思って、ウキを浮かして釣ろうと、松飛別作SPのBにして再度スルスル。アタリはあるが、ウキの浮力抵抗が強いのか食い込まない。ウキチェンジ、松飛別作SPの0に。すぐ結果が出て、クロダイ39。産卵を終えたスリムなクロダイだが元気いっぱい。その後、同じ釣り方で、もう1枚、クロダイ39追加。こいつは少しだけ、お腹ふっくら。クロダイの引きを楽しめた。さあ、これから数釣りだ、と気合を入れたが、その後は、チヌの気配なし。ネリエだとエサが残る。ボイルオキアミだと、コッパグレばかり。投入位置を変え、タナを変え、色々試したが、チヌの気配がなく、お昼前にあきらめて納竿。
ネリエ釣法
自分はエサ取り対策にネリエを利用する。マキエとサシエの投入位置、タイミングをずらして、ウキがなじんだ時に、マキエとサシエを合わせるなど、上手い人はオキアミでエサ取り対策をするんだろうと思っている。でも自分にはできない、というか下手。なので安易にネリエを利用する。この日は、食い渋りイエロー、高集魚レッドを使用。まだエサ取りが多くないので、ネリエは親指の爪くらい小さめで十分。これから水温が上がってエサ取りが増えると、ネリエの大きさをピンポン玉くらいの大きさにすることもある。で、実際に、これで結構、チヌが釣れる。なかなかオキアミサシエで釣果の上がらない人には是非おススメです。
悩むのは、このときのウキとその使い方。今回はゼロウキでスルスル釣法でやってみた。この日の釣り場は水深14m。どのタナであたってくるか分からない。それでスルスルにした。でも、これは間違えだったと思った。乗っ込みが終わって、これから水温は上昇し、チヌは浮いてくる傾向。なので、これからは水深、底を意識するのではない。上から落として、浮いてくるチヌを迎え撃つ方が良いはず。とすると、スルスルで底まで沈めてしまうのではなく、オモリ負荷の軽めのウキに、ウキ止めを付けての、沈め釣りの方が、どこまで沈んだのか分かりやすい。で、チヌは底に沈んでしまったネリエを食うのではなく、上から落ちてくるのを食いつくと思っている。なので、常にネリエが沈んでいく状態を演出しながら誘いをかける釣り方が必要だと思う。
がまかつ ナノチヌふかせ
この日、改めて、この針の良さを実感した。先週の記事で、この針のコスト1本16.7円の安さを説明した。でも、こいつは単にコストが安いだけでなく、性能も秀逸。まずナノスムースコートというのは、針表面にテフロンコーティングしている。これにより刺さりの摩擦抵抗激減。また、このコーティングは、他の方法と違って通電加工をしないため針先先端の鋭さは、研磨加工時の最高状態を維持したまま。また針形状も独自性あり。スパットテーパーは針先をロングテーパー設計。これによって貫通性能を高めている。更に、掛かり性能を高めるために針先角度を小さくなるように軸部を内側に湾曲させる工夫をしている。したがって刺さりも掛かりも、最高レベル。そして、私が何よりも一番この針の良さを感じたのは、コッパグレの口から針を外しやすいこと。例えエサ取りでも元気に海に返してやりたい。そのための半スレ。手返しも早くなるので、結果、釣果は上がるはず。ぜひ、おススメです。
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