2021年5月30日、能登上大沢、ウキ釣り
釣果
チヌ30㎝、グレ30㎝
釣りレポート
4時過ぎ、上大沢到着。前日に低気圧が日本海を通過して波が高かったが、この日は2mから1mに波がおさまる予報。風はそれほどでもない。これから良くなっていくはず。先週は、同じような状況で、ずっと波が残っていた。でも今日は違うはず。そう願っていつもの釣り場、ノリ畑に向かう。まだ薄暗い中、この先の大長手には、すでに二人釣り人がいるのが見える。暗いうちから磯歩きして行ったんだろう。すごい熱心だなーと感心しながら、釣り準備開始。
この日は生オキアミだけでなく、ボイルオキアミを持ってきた。そろそろエサ取りが多くなっているだろうと思って。生1角、ボイル1角にチヌパワームギ、チヌパワー白を混ぜこんで、マキエ作成。チヌパワームギは、ムギの粒に集魚効果がありそうで良く使う。でも釣りが終わって、バッカンを洗う時に、バッカンに配合エサがこびりついて洗うのが大変。それでチヌパワー白も混ぜる。これはおからベースだと思うが、これを入れると粘り気が減り、最後に洗う時に洗いやすい。何でも横着。ダメですね。
マキエを投入しながら仕掛けを準備。いつものようにサラシの緩んだところを狙おうと思って、ウキは松山3B-BB。道糸1.5、ハリス1.5、針は、がまかつの新製品G-HARD V2 貫チヌ3号。直結部に3B、ハリス中央にBB。ハリス2ヒロ、遊動1ヒロに設定。
一投目、ウキが微妙に沈むが、もぞもぞとしてるだけ。フグだ。しばらくはフグばっかり。で少し潮が良くなったころにクロダイ30。更にもう1枚クロダイ追加。でも狙いは乗っ込み大チヌ。こいつらではない。それにしてもフグが多い。針が取られるか、ハリスが傷つけられて、針交換ばっかり。
で、そのうち西風が強くなってきた。ヤバいかも。と思っていたら、案の定、落ちそうだった波が、逆に高くなってきた。どんどん波が来て、明け方よりもサラシがきつくなってきた。今日も釣り場選びを間違えたのか。それでもあきらめず、ウキを交換し、遠投で沖も攻める。でも上がってきたのはグレ30。クロダイと比べて同じ30でも丸々太っていて、少しは引きを楽しめるが、それでもやっぱりサイズに不満。久々に松三郎1号を使用。こんなサラシのきつい日は、少し雑になるが、これが一番かも。で、お昼過ぎに納竿。本日も乗っ込み大チヌは釣れなかった、残念。
上大沢
釣りが終わって帰り支度をしていると、地元の人が声をかけてくれた。
”最近、よく見かけるけど釣れたのか?”
”釣れたけど小さいクロダイ。30程度。大きいのがおらんよ。”
”30程度なら食って上手いやろ。でも地元の人は、ここでクロダイを狙わんぞ。狙うのはスズキや。”
”ここには昔から黒鯛狙いでよく来ていて、よく釣れた。でも今年はダメだね。”
”最近、クロダイの稚魚を放流しているよ。クロダイの稚魚は安いからね。”
のと里山海道を穴水で降りて、門前方面に向かう。その後、本市の交差点を右折して、国道249に。その後、左折して、山道に入る。その後、右折して大沢方面に向かい、山を下って海に出ると、そこが上大沢。千畳敷、刑部岩、大長手、大長手の奥、など磯歩きすれば好ポイントがいっぱい。で、実際にこれまでたくさん釣った。自分としては黒鯛の鉄板釣り場だった。なので今年の乗っ込みは、ここにこだわって通ったが、これだけ攻めても釣れなかったのは、乗っ込みチヌが来なかったのか?それとも単に下手くそなのか?きっと釣り場選びも含めて下手なんだろう。もっと勉強しなければ。
G-HARD V2 貫チヌ、自分には不要
がまかつ、新製品G-HARD V2 貫チヌ3号を初使用。G-HARDというのは、針の素材が違う。通常の針は高炭素鋼という素材なのだが、このG-HARDは、スーパーハイス鋼という耐摩耗性・硬度・強度に優れた素材。がまかつのカタログでは金属板を貫く写真が掲載されている。データでは、鋭さの長持ち、耐摩耗性が5倍、フトコロ強度が1.4倍、形状維持能力、硬度が1.66倍。ただ、この時期、フグで一投毎に針を結ばないといけないこともあって、鋭さの長持ち、耐摩耗性が5倍、形状維持能力、硬度が1.66倍は、正直、必要ない。実際使用してみて、全く優位性を感じなかった。で、お値段を見てみると、G-HARD V2 貫チヌ3号だと、11本で450円、1本40.9円。一方、これまで使用していたナノスムースコートの針、ナノチヌふかせ3号だと、18本で300円、1本16.7円。約2.4倍。この数字を見ると、新製品G-HARD V2 貫チヌは不要。ナノチヌフカセはコスパ抜群でおススメです。
コメント