長浦カセ、また運よくチヌ48、秋チヌ攻略法が必要

カセ釣り

9月19日、能登、長浦、カセでのウキ釣り

釣果

チヌ48㎝、36㎝、30㎝

釣りレポート

今週は、土曜日が台風で天気が悪く、また月曜日が祝日だったので、日曜日の釣行。いつもの能登、長浦、島田渡船さんのところに。日に日に涼しくなっていき、朝、半ズボンで来ていた人たちは寒そう。予報では北東風が1mのち3mとなっていたが、朝から北風が強い。そのために寒く感じるのだろうが、これが釣果にどう影響するだろうか?

エサ

マキエは、生オキアミ2角、これにチヌパワームギ2袋、チヌパワー白2袋。フィッシャーズの人に、これ2回分?と聞かれて、1回分と答えると驚かれた。多いかもしれないが、朝一、広範囲にまいて遠くのチヌを寄せたいこと、そして、エサ取りが多いので、まき分ける必要があるかもしれないこと、そして足りなくなるよりも、余って捨てる方が良いと思っていることから、これでよい、と思っている。

サシエは、いつものネリエ3種セット、荒食いブラウン、食い渋りイエロー、高集魚レッド。でもこの日、ネリエは、朝からエサ取りで瞬殺。全く、持たなかった。チヌの活性が高ければ、少しは持つのかもしれないが、そうではなかった。手の平に満たないサイズのシマダイの子供がガンガン、ネリエを突っついてきて、全く釣りにならない。

で、こういう事態を予想して、この日は、カニを持ってきた。昨年、ここ長浦で、当時、短竿でアケミ貝で釣っていた時に、モーニング用として、ボケとカニを使ったことがあった。そのときにボケで瞬殺だったのを、カニにして何匹かクロダイを釣った経験があった。なので、この日はエサ取り対策としてある程度自信を持ってカニを持ってきた。で結果、この日のクロダイ3枚は、すべて、このカニ。作戦通り。

道具

竿は、チヌ競技スペシャルⅣ 125。リールは、BBXハイパーフォース1700。道糸は、PEG5+1号。ハリスは、トルネード松田スペシャル225。これをFGノットで直結に。針は、チヌ針5号。ウキは、南ウキ競技0。これでスタート。後述するが、この日、風と潮が真逆になる強烈な二枚潮。そのため、この後、南ウキ競技00、南ウキチヌスペシャル、とウキを変えていった。で結局、答えを見つけることができなかった。これからの季節、もはやゼロウキでのスルスルでは通用しないのだろう。

この日の課題

この日の課題は、何といってもエサ取り対策だった。これについては、カニでのクロダイ3枚の釣果。作戦成功だが、これだけで万能ではないと思っている。実際に、エサ取りに、カニを半分かじられたのが、数回あった。これから先、エサ取りの活性が高くなると、カニでも、ひとたまりもない状況になるかもしれない。エサ取り対策については、これからも引き続き、海の様子を見ながら考えていく必要がある。

実釣

6時、ツインブリッジから3番目の牡蠣棚群の、奥の端っこのカセに乗せてもらった。いつも通り、まずマキエ作成。マキエができたら、これを周囲にまきながら道具の準備。6時半釣り開始。

いつもは牡蠣棚際を狙うが、この日は牡蠣棚のアンカーも狙うことに。牡蠣棚の端っこのロープの向きから、この辺にアンカーが沈んでいるだろうと想像し、そこを狙ってサシエを入れようと考えた。もちろん、いつもの牡蠣棚も探る。この作戦で、釣り開始。

それにしても北風が強い。翌日、その日の気象台データ(七尾)を見ると、北北東の風、7時、1.6m、8時、2.4m、9時、3.5m、10時、3.6m、11時、4.2m、12時、4.0m。でも実際、カセが、かなり揺れていたので、海上ではもっと強かったと思う。

で、前述のとおり、ネリエでスタートしたが、全く持たない。もともと、サシエは、前半ネリエ、後半カニのつもりだったが、開始早々にネリエをあきらめて、カニに切り替え。

Aのアンカー狙いでロープに沿って奥目に投入。手前に向かってカニを沈めた。ウキに不自然な動きがあったので、糸を張って聞いてみるとアタリ。ロープ際だったので、下手に横に引っ張ると、逆にロープ側に突っ込まれる。あえて竿を上方に立てた。まず浮かせる。そして少しずつロープから引き離し、後はチヌ競技125のパワーで浮かせる。この日1枚目でいきなりクロダイ48。

アップで見てほしいのですが、針は唇の皮一枚。チヌの活性は高くない。

この後も、牡蠣棚際、アンカーを探り、Bのアンカー狙いで、クロダイ30。Cは潮目ができていて、浅いタナでアタリ、クロダイ36。早い時間に3枚釣った。ちなみに、この日の3枚は、いずれも針を飲み込んでいなかった。

この後、風が強くなり、さらに釣りにくい状況に。図で説明すると、風は矢印の向きに強く、ウキ(黄色)はどんどんその方向に流れる。一方、潮流は矢印の向きなので、サシエ(茶色)は風と逆に流れる。これで底付近にいるクロダイを釣ろうとした場合、サシエを沈めていくほど、仕掛けはウキを起点に屈折。こうなるとマキエとサシエを合わせるのが難しく、また糸を張れない。

そこで、ウキを替えて、南ウキ競技00でウキごと沈めてみたり、あるいは重量の大きな南ウキチヌスペシャル0を使って、糸を張ったままウキを沈めていったり、といろいろ試したが、結局、クロダイを追加することはできなかった。

たくさん釣れていた7月8月とは明らかに海の中の様子は違っていた。北風のせいなのか、明らかにクロダイの活性は高くなかった。なので釣り方を変えなければならなかったのだ。サシエをネリエからカニに変えて、何とかクロダイの顔を見ることができた。運よく良型を釣ることができた。でも、秋チヌに対して、夏の盛期と同じウキ、同じ釣り方をしていて、結局、食い渋りや二枚潮に対応できなかった。秋チヌを攻略できなかったのだ。まだまだ未熟。もっと勉強しなければ。

次回の課題

次回は、深タナに潜んでいる食い渋りの秋チヌに対して、以下を試そうと思っている。

食い渋り対策

食い渋りに対して、ハリス、針を落とす。ハリスは、2.25号または2号から1.75号または1.5号に。針は、チヌ5号から3号または1号に。細仕掛けになるが、先ずは食わせることを最優先に考える。それ以外にも何ができるか次回釣行までに考えようと思う。

サシエとマキエとを同調させる

深タナに狙いを絞って、スルスル釣りから遊動仕掛けに変える。ただ、あまり大きなガン玉をつけると、サシエが不自然な動きをしてかえって食わなくなるおそれがあるので、最低限のガン玉にする。そして潮流を読んで、深タナで、サシエとマキエとをできるだけ同調させようと思う。どんな仕掛けにするのか次回釣行までに考えようと思う。

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