12月29日、長浦カセのクロダイのウキ釣り、チンタ対策はカニでした!
クロダイの釣果
クロダイ35㎝。
たった1枚だけど、2022年ラストを、ボーズで終わらなくてよかった。
12月29日、長浦カセのクロダイのウキ釣り、チンタ対策はカニでした!
先週末は、石川県は大雪。
いろいろ除雪をしなければならなかったので、魚釣りどころではなかった。
で、2022年チヌ釣り最終だと思っていた12月17日釣行が、ボーズだったのが心残りで
年末の天気予報をよく見ると、29日は、冬型気圧配置が緩みそうではないか。
なので、12時までは、カセでチヌ釣り、その後、シーバス狙いのルアー釣りで輪島の磯を歩く、ぜいたくな釣行を計画。
12月29日、4時半に自宅出発。この時期、日出時刻が遅いので、早朝のんびりできる。
スキスキの、のと里山海道を長浦に向けて走る。
6時過ぎ、島田渡船さんに到着。ここの駐車場も、スキスキ。
この日、テトラ渡し4名、カセ渡しは自分だけ。
7時14分、ツインブリッジから1列目、牡蠣上げ作業をしているそばのカセにのせてもらった。
島田さんから、牡蠣上げ作業のそばは、チンタがウジャウジャいる、とアドバイスをもらった。
どんな釣りになるだろうか?
何事も経験が大事。はじめてのことに挑戦するのは楽しみだ。
沖側、南側はこんな感じ。
島田さんによると、今年の長浦の牡蠣は、あまり生育がよくないらしい。
なので、牡蠣上げの作業は少ないらしい。
マキエは、オキアミ半分、激荒1袋、日本海1袋。
オキアミをまき過ぎると食いが悪くなるおそれがあるので、控えめに半分残して、半分だけ使用した。
サシエは、オキアミとカニ。
カニ20匹を買いたかったが、フィッシャーズ金沢店では丁度良いサイズがなく、あるだけ15匹を買って持ってきた。
この前、12月17日釣行では、浅ダナ、潮下、どこに入れてもチンタだらけだった。
で、チンタ対策を考えて、サシエをカニにして、試してみようと。
他のエサ取りならば、クロダイが寄ってきてマキエを食い始めれば、大人しく、マキエから離れてくれるだろう。
でも、チンタの場合、クロダイが寄ってきても、同じ魚種なので、よそに行かない可能性が高い。
とすれば、マキエのそばには、クロダイとチンタが共存している。
その中からクロダイを釣るには、チンタが食えないサシエにするしかない。と考えた。
竿は、がまかつチヌ競技スペシャルⅣ125。
リールは、シマノBBXハイパーフォース1700。
道糸は、シマノPEG5+0.8号。
ウキは、南ウキキングモデル00号。
松田ウキの遊動仕掛けにしようか迷った。
でも、牡蠣上げ作業で落ちてくる牡蠣貝でクロダイが浮いているかも、
と思って、全層を探れるように、スルスル仕掛けにした。
ハリスは、トルネード松田スペシャル15でスタート。釣れなければ125にするつもりで。
水温は9.8℃。いよいよ10℃を下回った。
マキエを作って、仕掛けを準備して、底取りして、さー釣り開始、と思ったら、
牡蠣上げ作業している目の前に、船外機をつけたボートが2台来た。
で、それぞれで牡蠣上げ作業している場所を取り囲むように牡蠣棚のロープにボートを固定して、釣りを始めた。
おいおい、これでは、オレの仕掛けを入れる隙間がない。
せっかく、牡蠣上げ作業のそばに寄ってきたクロダイを釣れると思ったのに、これでは無理。
あとで島田さんに聞くと、その人たちは、地元の人たちのようで、文句は言えないらしい。運が悪かったのだ。
で、おとなしく自分のカセの周辺にマキエをまいて、釣り開始。
サシエのカニに反応あり。クロダイはいるはず。
ただタナが分からない。アタリが取れない。
潮流に合わせて、ガン玉を付け替える。
程よくラインを張った状態で、サシエは牡蠣棚際の底付近に。
竿先にアタリ。コツンコツン。しばし待つ。
竿先が入る。
合わせる。のった。久しぶりの引きだ。
牡蠣棚際なので、無理はできない。魚が牡蠣棚から離れるように誘導しながら、少しずつ浮かせる。
やっとこさクロダイ。
で、このあとも同じように釣るが、カニをサシエにするとアタリがなく、オキアミをサシエにするとチンタ。
浅ダナ、潮下、どこに入れても、オキアミだとチンタ。
カニだと、そのまま残ってくる。
こんな青空が見えることも一瞬あったが、ほんのつかの間。
ほとんどは、冷たいみぞれかあられ。
12時納竿。
チンタは、最後に逃がした方が良い。
島田さんからのアドバイスの通り、この後、チンタを逃がして、クロダイ1枚だけお持ち帰り。
チンタ対策、サシエはカニ
これまで悩んでいたチンタ対策として、サシエをカニにして、
その結果、今回、数、サイズこそは振るわないが、クロダイを釣り上げることができた。
自分にとっては大きな前進。
1つは、冬は、かたいサシエ、カニではなく、やわらかいオキアミを使うべき、という固定観念を、やっと払拭できそう。
これから1月、2月と水温が低下して、どこまでカニを食ってくるかは試してみなければいけないが、少なくとも12月末までは、十分カニを食ってくることが分かった。
もう1つ、これまで、浅ダナやマキエの潮下を、過剰に意識していた。
クロダイがいなければ、上から下まで、チンタばかり。マキエ直下もマキエの潮下も、チンタばかり。サシエを入れる場所を、どれだけ工夫してもダメ。
工夫しなければならないところ、考えるべきところは、その点ではないのだ。
これは、毎年苦戦している秋のエサ取り対策にもつながると思う。
毎週釣りをしていて、いろいろ考えて、やっている割には進歩しない。
その進歩を妨げているのは固定観念だ。
年をとると頭が固くて困る。
もっと素直に目の前の真実に向き合って、もっと柔軟な発想で色々試してみたい。
まだまだ未熟、もっと勉強しなければ。
ところで、輪島のシーバス釣りは、どこに行っても風が強くて、波も高くて危険だった。
なので早々に引き上げた。
これからハタハタパターン。今年は、これに挑戦しようと思う。
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