高水温でのチヌ釣り、惨敗

筏釣り

8月21日、能登、穴水、麦ケ浦、ウキ釣り

釣果

チヌ32㎝、1枚

釣りレポート

しばらくご無沙汰にしていた穴水、麦ケ浦に。もしかして、またマダイが釣れないかなーと期待して久々に来た。

エサ、道具

マキエは、生オキアミ2角。配合は、水深があるので、爆寄せチヌ、チヌP激濁、チヌP激重、とパターンを変えてみた。サシエは、いつものネリエ、食い渋りイエロー、高集魚レッド、荒食いブラウン。

竿は、チヌ競技SP125。道糸は、PE1号。ハリスは、フロロ2号。ウキは、南ウキ競技ゼロ。針は、がまかつチヌ5号。

海の様子が変?!

5時半、出港。いつものように筏にあがったら、まずマキエ作成。マキエができたら、これをまきながら道具の準備。6時釣り開始。いつものように、マキエをして、牡蠣棚際にネリエを投入、スルスル釣りでアタリを待つ。

で、全くアタリが無い。海の様子が変?!

11時まで粘った。丹念に、牡蠣棚際にネリエを投入した。また、底まで沈めて、底付近でネリエを上下させて誘いをかけた。でも釣れたのは、底付近でかけたクロダイ32の1枚のみ。チヌの気配なし。マキエをまくとエサ取り(アジ?)は見られたが。

12時帰港。久々の貧果。

考察

朝一、マキエを作るときに、海水を触ると、やけに熱く感じた。

インターネットで調べると、クロダイのエサを捕食する適水温は、13~23℃

石川県水産総合センターの調査によると、8月5日、七尾湾北湾の平均水温

・水深1m、31.0℃(前月差7.1℃)

・水深5m、29.4℃(前月差6.8℃)

・水深10m、28.0℃(前月差6.7℃)

水深1mの平均水温が31.0℃、ということなので、朝一、海水がやけに熱く感じたのは納得できる。

そして、この水温はクロダイのエサを捕食する適水温上限23℃よりもはるかに高いではないか。水温が高すぎると溶存酸素量が減る。するとクロダイは活動できない。なのでクロダイは深場などの水温の低い場所に移動する。

だから、チヌの気配がなかったのだ。

さらに石川県水産総合センターのレポートを見ると、過去データでは、8月よりも9月が更に水温が高くなり高水温のピーク。10月になって、やっと水温が低下する。七尾湾は、流れが穏やかなので、いったん高水温になった海水の塊は動きにくいだろう。特に、穴水、麦ケ浦は、七尾湾北側最奥なので、もっとも高水温が長く残るだろう。

とすると、今回は釣り場選びが間違っていた。そして、これからの季節でのチヌ釣りは、釣り場選びが重要課題となる。チヌがいなければ、どれだけ釣りの技術があっても釣れないので。これからしばらくは七尾湾にこだわると釣れないだろう。汽水域であったり、流れがあって海水が入れ替わるところ、など釣り場選びで、よく考えなければならない。まだまだ勉強しなければ。

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