2023年5月4日、能登長浦手漕ぎボートでのクロダイの釣果
クロダイ36㎝×2、34㎝、33㎝、30㎝、計5枚。その他、チャリコ1匹、チンタ2匹。
集合写真は撮り忘れ。
この日の作戦は?
ゴールデンウィークで、能登の釣り場は、どこも混雑が予想されるので、魚釣りは止めようかな、とも思っていたが、
せっかくの良い天気だし、能登長浦の手漕ぎボートでマダイを狙いに行くことに。
島田渡船さんのページに年無写真がのっているように、常連のマダイ釣り名人が、今年すでに年無マダイを6枚釣っている。
ポイントは、島田さんの釣り場案内で、深浦と示された場所。
そこにはカセはなくて、手漕ぎボートに乗って、自分で漕いでいかなければならない。
この日は、風が穏やかだったので、心配はなかったが
風が強い日だと、戻ってくるのが大変。
なので、十分な注意が必要。
ボートを漕げない人は無理なので。悪しからず。
で、以前、マダイ釣り名人から釣り方を、教えてもらった。
(その方は、場荒れを心配して、あんまり言いたそうじゃなかったので、ここでは公開しない)
けど、その釣り方を、自分でやるつもりは、まったくない。
自分はウキ釣りが好きなので、ウキ釣りにこだわる。
なので、この日の作戦は、いつものウキ釣りでの、マダイ狙い。
能登釣行前にチェック
潮周りは、大潮。
7時47分干潮、13時13分満潮。
大潮の日は、
ほんの一時、潮が動くときは、ブッ飛びの激流。
その激流が止まったら、ほとんど潮が動かない。
なので、激流のときと、潮が動かないときの仕掛けは全然違うものになるはず。
予想天気図は、ほぼ高気圧に覆われている。
これなら天気が良く、風もないだろう。
天気予報も、一日晴れマーク。
風も1~2m。
実釣記録
エサ
エサは、いつものエサと同じ。
オキアミ半角、アミ1角、チヌパワー日本海1袋、これを混ぜて、配合エサ入りのマキエとする。
これとは別に、残りオキアミ半角は、サシエとしてとるのと
マキエとして、オキアミだけでパラパラとまく。
ポイント
島田さんにボートを予約すると、朝、ここにボートを用意してくれる。
ボートは、こんな感じ。
で、自分は、ここにブルーシートを敷く。
オキアミのマキエで汚すと、終わって掃除をするのが大変なので。
で、自分の道具を積み込んで、自分のペースで出港。
6時3分、ポイントに到着。
手前の牡蠣棚にボートを固定。
向こう側は、こんな感じ。
マダイ釣り名人は、牡蠣棚に固定せず、牡蠣棚から離れて、アンカーを沈めて釣る。
自分は、ボートの上で立って釣りをしたい。
なので、牡蠣棚に固定して、ボートを少しでも安定させることに。
海水温
海面の水温は、19.0℃。
海底の水温測定は、今回はサボった。
不安定なボートの上なので。
道具
竿は、がまかつマスターモデル2チヌL-50。
リールは、ダイワタトゥーラSV TW。
道糸は、東レ銀鱗SSハイポジションフロート マットホワイトスペシャル2号。
これまで、あこがれの松田稔さんのサンライン製品一辺倒だったが、
どうせなら自分で使用してみて、一番良い道具を見極めようと思ってきた。
しばらくはサンライン以外のメーカーのものを試してみようと思う。
ウキは、南ウキチヌスペシャル00号。
ただ、いつもと違うのは、落とし鉛に1号のオモリをつけた。
朝一から、想定通りの激流。
いつもの通り、鈎にゴム管オモリをさして、底取りをしようとしたが
1.5号オモリだと、流されて、斜めになって、底取りにならない。
1.5号オモリを二つ付けて、やっと底取りができたくらいの激流。
なので、いつものような軽い仕掛けだと、サシエを底に届けるのは絶対に無理と判断。
結局、00号ウキに落とし鉛1号の変な仕掛けで、スタート。
ハリスは、シーガーグランドマックス1.2号。
先週のブログでは、先発ハリス1号にすると書いたが、
この日、マダイ狙いなので、太目に。
で、いつもの10mハリスは止めて、ハリス2ヒロに。
不安定で、身動きしにくい、ボートの上なので、あまり面倒なことはしたくない。
実釣
1投目投入。
潮は、ツインブリッジ方向からの激流。
落とし鉛に1号オモリをつけたが、相当斜めになっているのが分かる。
底プラス2ヒロの目印まで、流して、マキエを潮上に投入。
しばらく待つとアタリ…
6時41分、チャリコ。
ただ、この後が続かなかった。
もっと深く入れようと、ハリスにガン玉3Bを追加。アタリ無。
ハリスのガン玉を、3BからG2に変更。アタリ無。
ハリスのガン玉を外す。アタリ無。
潮流が緩んだ。
というか、今度は、ひどい二枚潮になった。
上の潮は、相変わらず、ツインブリッジ方向から、こちらに向かってくる激流。
下の潮は、ほぼ流れていない。
そして、その後に、下の潮が、逆に流れ出した。
この複雑な潮が、この釣り場での釣りを難しくしている。
落とし鉛を1号から、ガン玉BBに。
そして、BB+4Bに。
そして、BB+4B×2に。
ウキを底潮に流して、道糸を引っ張らせたいが、オモリの調整が難しい。
ボーズは何とか避けたい。
リスクはあるが、ハリスをシーガーグランドマックス1号に落とす。
落とし鉛BB+4Bで、やっとなじんだ。
10時33分、やっとクロダイ、30ちょい。
流れが一定しない。
引き続き、オモリ調整。
落とし鉛1号に。アタリ…
11時34分、クロダイ30ちょい。
今度は落とし鉛4B号に。アタリ…
11時45分、クロダイ30ちょい。
この後、流れが緩やかになり、落とし鉛ガン玉BBに。
12時32分、クロダイ30ちょい。
12時49分、チンタ。
13時51分、チンタ。
落とし鉛ガン玉4Bに。アタリ…
14時21分、クロダイ30ちょい。
流れは緩くなり、釣りやすくなって、ポツポツとアタリはあるが、大物の気配がないので納竿。
激流に翻弄されて、ウキ釣りが、すごく難しかった。
狙いのマダイは、なし。
クロダイ40オーバーも釣れなかった。
でも、天気が一日良かったので、まあまあ良しとしよう。
この日の振り返り
激流への対応
久しぶりの深浦手漕ぎボートだったが、やっぱり激流への対応が難しく、
いつもの和倉側カセでの釣りのように、底潮を上手く捕まえることができなかった。
いま振り返って考えると、激流だからこそ、二枚潮になったときに、強い上潮に、道糸を持っていかれてしまったのだ。
なので、マキエとサシエを合わせるのが、とても難しかった。
次回対策として、以下を考えた。
道糸はPE
上潮に対する道糸の抵抗を極力減らさなければならない。
そのためには道糸を極力細くしなければならない。
そのためにナイロン道糸2号でなくPE道糸0.8号にする。
これで強い上潮に、道糸を持っていかれるのが軽減するはず。
道糸操作
仕掛けを沈める時に、横着して、一気に道糸を出すと、上潮に引っ張られて、道糸が大きく膨れてしまう。
そうなると、道糸が、つの字になって、たとえ魚が食ってきても、アタリを取れない。
なので、道糸は、横着せず、少しずつ出していかなければならない。
できるだけ道糸を一直線に、維持しなければならない。
2段ウキ
上潮が道糸を持っていく力よりも、大きな力で底潮にウキを引っ張ってもらわないといけない。
そのために上潮が強くなれば、最後の手段として、ウキを二つ使用しようと思う。
そうすれば、ウキ一つよりも、底潮をとらえてくれるはずだ。
その他の改善項目
オキアミパラパラマキエは、ここでは意味がない
上潮が強いと、パラパラまいたオキアミは、沈む前に、横滑りする。
なので、ここではパラパラマキエは意味がない。
もっとも、水深20mを超えているので、こういう釣り場では、やはり配合エサを混ぜて、その比重でオキアミを早く沈めるべきだ。
ボートを真直ぐに漕げるように
この日は、幸い風がほとんどなく、行き帰りの手漕ぎボートは、全く心配はなかったが
こういう日ばかりではない。
正直、自分は漕ぐのが下手で、気がついたら、右に向いていたり、左に向いていたりで、
真直ぐに漕げない。
万が一、風が強くなっても、ちゃんと戻れるように、
釣りだけでなく、ボートの漕ぎ方も、覚える必要がある。
まだまだ未熟。もっと勉強しなければ。
コメント