春の能登でカセのウキ釣り。チヌ42㎝以下12枚はハリス1号が奏功。

カセ釣り

2023年4月9日、能登長浦クロダイの釣果

クロダイ42cm以下、12枚(30cm以上)。その他、チンタ2、チャリコ。

年無し狙いの、この日の作戦は?

この日も、また島田渡船さんに。

先週は、クロダイ49を釣った人がいた。

年無まで、あと1歩だ。

全体的に40オーバーの数も増えてきたので、

ますます年無への期待が高まる。

で、先週の振り返りから、

今週の課題は、クロダイに食わせることを優先して、ハリスの号数を落とすこと。

先発ハリスは1.2号、釣れなければ、1号まで落とす。

さらに、ハリスメーカーを見直して、フロロハリス最高メーカーの最強ハリス、

シーガーグランドマックスを使ってみる。

で、釣り方については、長ハリスの1000釣法に再挑戦する。

これも食わせ優先。

これで年無クロダイが、自分のサシエを食ってくれるかどうか?

能登釣行前にチェック

潮周りは、中潮。(522満潮)、1012干潮、(1533満潮)。

天気図は、高気圧に覆われるため晴れなのだが、北海道東にある低気圧の影響で、南西風が強くなりそう。

天気予報は、晴れ。

風は、西風3m、のち西南西3m。

気温は、13℃位までしか上がらない。

晴れの割には、寒そうな感じ。

実釣記録

エサ

配合エサを混ぜたマキエは、オキアミ1角、アミ1角に、チヌパワームギスペシャル2袋。

これをカセ渡しの前に混ぜて、準備しておく。

これとは別に、配合エサを混ぜないオキアミ1角も準備。

これは、オキアミだけをパラパラまくため、そして、サシエを、ここからとるため。

で、エサ取りが出てきたときのために、念のため、くわせエビとネリエも持参。

(ちなみに、この日は、両方とも未使用だった。)

ポイント

またまた、このカセ。

ツインブリッジから2列目で、手前側のカセ。

島田さんに頼んで乗せてもらった。

朝から良い天気です。

水温

海面の水温は、11.2℃。

海底の水温は、12.5℃。

何か、このくらいで安定しているような気がする。

道具

竿は、がまかつ マスターモデル2チヌ L-50。

リールは、ベイトリール ダイワ タトゥーラSVTW。

先週、スピニングからベイトに変えて、根ずれを回避できている。

この日は、再度、確認する。

道糸は、サンライン ビジブルフリー2号。

ウキは、キザクラ大知遠投60 LL000。

ハリスは、シーガーグランドマックス1.2号。

これを約10メートル取る。

道糸との結束は、電車結び。

これまで、松田稔さんがサンラインだから、無条件でサンラインのハリスを使用していた。

でも、細いハリスを使うので、道具も厳選すべき。

なので、この日は、サンラインとシーガーとを比較する。

ハリは、がまかつチヌ1号。

実釣

配合エサを混ぜたマキエと配合エサを混ぜないオキアミ1角、というのは、こんな感じ。

で、カセに乗ったら、道具を準備しながら、マキエをする。

で、道具が準備できたら、底取り。

底プラス2ヒロのところに渓流釣り用の目印をつける。

仮に、ウキが垂直に沈んで、ウキが着底して、ハリスが底にはっている状態になって、目印が海面位置になる。

実際には、ウキは潮に流されるので、垂直に沈んでいることはない。

なので、潮流の強弱を見ながら、目印位置を見ながら、ウキがどのくらい沈んでいるのかを推測する。

そして、さらに、その時のガン玉の打ち方を考慮して、サシエがどのくらい沈んでいるかを推測する。

6時49分、オキアミをサシエにして1投目投入。

仕掛けは、ウキ(遊動)、カラマン棒(固定)、落とし鉛(固定)、ハリコミ小次郎(遊動)、ハリの順。

落とし鉛はB、ハリコミ小次郎G4。

風と潮流の具合によって、ガン玉を調整するつもり。

7時14分、まずはクロダイ1枚目。

底付近で食ってきた。

小型なので、最初の引きを耐えさえすれば、あとは、すぐに上がってくる。

その後、アタリが遠のいた。

タナが違うのか???

と思っていると、底よりも竿1本くらい浅いタナで、アタリ。

その瞬間、マキエをしていたので、左手で竿を持っていて、そのまま、合わせを入れた。

8時18分、クロダイ2枚目。40にちょっと足りないが、よく引いた。

8時39分、クロダイ3枚目。こいつは深いタナで食ってきた。

タナがバラバラ。

9時7分、チンタだ。

もうマキエが効いているだろう。でも、サイズアップしない。

9時20分、ハリスを1号に落とす。

9時42分、クロダイ4枚目。

10時5分、クロダイ5枚目。

10時41分、ついにクロダイ40オーバーで6枚目。

11時17分、クロダイ7枚目は、ちょっと小さくなった。

11時54分、クロダイ8枚目。このくらいのサイズが群れていそう。

12時37分、クロダイ9枚目、同サイズだ。

12時50分、チャリコ。お父さんだったら良いのに。

13時1分、クロダイ10枚目。

13時53分、クロダイ11枚目。

14時38分、クロダイ12枚目。

結局、サイズアップしなかった。

14時40分、納竿。

風が強かったが、天気が良くて、良い釣り日和でした。

40オーバー1枚のみで、サイズには不満があるけど、12枚釣れたので、上出来。

この日の振り返り

ハリス1号で釣ってみて

・ハリス1.2号(6時49分から9時20分):クロダイ3枚

・ハリス1号(9時20分から14時40分):クロダイ9枚

単純に比較するわけにはいかないだろうが、1号の方が食いが良かったと思う。

島田渡船さんにて、ご一緒する、とあるクロダイ釣り名人の方から、

ハリス1号でも、マダイ60㎝は上げられるよ、

と言われた。

もっとも、磯竿0号を使用して、牡蠣貝に擦れないことが前提。

でも、この日の釣りで、シーガーグランドマックス1号は、強度については、全く不安を感じなかった。

なので、これからも、しばらくはシーガーグランドマックス1号を続けてみようと思う、

で、この日、比較として、サンライン トルネード松田スペシャルブラックストリーム1号も使用してみた。

まずは結束時、

道糸と電車結びをするとき、及び、ハリを外掛け結びで結ぶとき

つばで濡らして、ゆっくり締める

この結束を、同じようにやってみたが、

まずは、ブラックストリーム1号の方が、グランドマックス1号よりも、切れやすかった。

また、グランドマックス1号は表面が滑りやすいのか、スムーズに滑って締め込めた。

一方で、ブラックストリーム1号には、そういう感じはなかった。

また、触った感じ、何となく、グランドマックス1号の方が、太さが均一で、かつ、全体的に、少し太い気がした。

一方で、ブラックストリーム1号は、何となく感覚的に、太さにばらつきが感じられ、全体的に、少し細い気がした。

なので、自分の結論、

ブラックストリーム1号は、もう使用しない。

次回、改めて、サンラインVハードと比較しようと思う。

ガン玉使い

この日、落とし鉛は、こんな感じに切り替えた。

B→B+BB→BB→B

マイナスウキを使用しても、風や、表層流の具合によっては、落とし鉛が必要となる。

B+BBというのは、潮がぶっ飛んだとき。

それでもウキがはるか向こう側に流されてしまった。

この釣り場では、潮がぶっ飛んだときは、とても難しい。

というか、自分は釣ったことがないし、釣れるような気がしない。

で、食わせることができるのは、たいがい、ぶっ飛んだ潮が緩んだとき。

で、この日は、落とし鉛B、ハリコミ小次郎なし、で底付近で食ってきたパターンが多かった。

ウキが底近くに沈んでいて、底潮で、ハリスが底付近を、フワフワっと、たなびいているのが良かったのかな?と思う。

ただ、サイズアップしないので、その後に、小さいガン玉をつけて、違うパターンでやってみようとした。

具体的には、小さいガン玉(G4またはG6)を、矢引分ハリ上に固定して、より深いタナを狙ったのだが、

この日、風が強かったので、糸がらみが度々。

で、ハリスが細いと、ほどくのが大変。

で、10メートルハリスのやり直し、っていうのが何回かあった。

で、ガン玉の固定を止めて、ハリコミ小次郎を使用すれば、糸がらみはなくなった。

なので、強風下で、細ハリスでのガン玉使用は、要注意。

ただ、これでもサイズアップしなかったので、ガン玉使いの答えは出ていない。

まだまだ未熟。もっと勉強しなければ。

あとがき

いつも思うのは、能登長浦、島田渡船さんのところは、本当にクロダイの魚影が濃い。

春夏秋冬、いつでもクロダイが釣れる。

しかも、二桁釣果を上げる釣り人も多く、40オーバーの大型も多い。

能登のほかの場所でも、クロダイが釣れる場所は、いっぱいあるが、

ここほど、いつの季節でも釣れて、数多く釣れて、大型が釣れる釣り場はないと思う。

理由は、いくつか考えられるが、まず、この地の地形的な優位性にあるだろう。

七尾湾内で、周囲が囲まれていて、特に、冬の日本海特有の、北西の季節風が直接あたらず、風波に強い。

それでいて、水深が深く、潮通しが良い。

そういう地形的な優位性のために、人間にとっては、牡蠣貝の養殖の絶好の場となっており、

クロダイにとっては、年中、エサが豊富にある絶好のエサ場となっている。

そのような条件を兼ね備えている能登長浦は、クロダイ釣り師にとっては、パラダイスのような場所だが、

勝手に心配しているのは、島田さんご自身のご年齢と、その後、どうなるか、ということ。

現状、毎週、これだけ多くの釣り人が訪れていているのは、島田さんの気さくな人柄もあってのこと。

なかなか代わりが務まるお仕事でもないだろう。

我々釣り人にとっては、これから将来、いつまでも、能登長浦の釣りを楽しみたいところだが、

実際に、それが実現できるのかどうか。

いや、その実現のために何かできることはないだろうか。

 

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