5月15日、能登穴水、麦ケ浦筏でのクロダイ&マダイ狙いのウキ釣り
釣果
マダイどころか、チヌの気配もなく丸ボーズ。甘くはない。
能登麦ケ浦筏、マダイ狙いウキフカセ、チヌの気配もなく丸ボーズ
しばらくGWで釣りには行けなかったので、久々の釣行。GWの最終日、5月8日にはG杯磯チヌ若狭予選に参加する予定にしていたが、急きょ用事が出来て行くことができなかった。残念。で、大会は外海が北風大荒れで、堤防湾内での試合に55.4㎝のチヌを釣った方が優勝したとのこと、お見事です。
で、クロダイが何となく一服感があるように思って、そろそろマダイが釣れないかなーと穴水の麦ケ浦、道辺渡船さんに。去年6月に、ここでマダイ58㎝を釣ったので、柳の下のどじょうを期待。
5時半、去年マダイを釣った筏にのせてもらった。ポイントは、まさにこの写真の目の前。気になるのは前日の雨。水潮だとマダイは釣れない、とどこかに書いてあったので大丈夫だろうか。
天気は、くもり、のち晴れ。風は西風、最初1mのち3m。潮周りは大潮、304干潮、852満潮、1512干潮。
エサ
マキエは、生オキアミ1角、ボイルオキアミ1角にチヌパワー日本海2袋。
チヌパワー日本海、実はこれ、内容量4.5㎏。前によく使っていたチヌパワームギスペシャルは3.5㎏。ほかのチヌ用の配合エサも、だいたい3.2㎏か3.5㎏のものが多い中で、圧倒的に内容量が多い。粉の比重が多少大きいのかもしれないが、それでも多く入っているのは明らか。1袋の価格は同程度。コスパが良いので最近は、こればっかりに。
ボイルオキアミを持ってきたのは、そろそろエサ取りが増えてくると予想。エサ取り対策に。
サシエは、加工オキアミ、ボイルオキアミ、ネリエ。
結局、この日も食いの良いのは加工オキアミ。ボイルオキアミはたまに頭をかじられる程度。ネリエにおいては反応なし。
去年マダイを釣った時のサシエはネリエだったので、まだまだ魚の活性が低いのかも。
サシエは、これからの時期、気温が上がるので劣化が早い。なので、このように保冷機能を持ったエサ箱は必須になります。
で、せっかくなので、自分流マキエ作りについて、少し詳細に。参考にしてもらえれば幸いです。
自分の場合、釣り場には、普通のバッカンを大きめのバッカンに入れて、バッカンを二つ持ってきている。
で、それぞれのバッカンに、生オキアミとボイルオキアミを、それぞれ半分ずつ入れる。
で、バッカン1つに、チヌパワー日本海1袋を入れて、オキアミと配合エサを混ぜる。バッカン1つに配合エサ1袋ならば、簡単に短時間で混ぜることができる。バッカン1つに配合エサ2袋入れると結構混ぜるのが大変になる。
で、自分は混ぜるのを、しゃもじを使っている。専用のコマセミキサーの必要性はあまり感じたことがない。これで十分。むしろオキアミをあまり切り刻まないようにしているので、しゃもじの方が使い勝手が良い。
で、それぞれのバッカンで、エサを混ぜたら、最後は手で混ぜてムラがないかをチェック。
これを1つのバッカンにまとめて、マキエ作り完了。
時間がたってマキエが固く締まってきたら、しゃもじでマキエを切るようにしてほぐすとよい。なので、しゃもじはそのままバッカンに入れておく。
で、バッカンに柄杓ホルダーをセット。これはあった方が良い。柄杓のカップを水に漬けておけば、毎回のマキエ投入がスムーズになる。そうでなければ、カップがべたべたになって、マキエ離れが悪くなり、正確にマキエを投げることができない。
ついでに柄杓について。柄杓は、がまかつ、まきーなファインスペシャル2を使っている。
ステンレス製やチタン製でなく、プラスチック製のカップだが、プラスチック製であるが故に、カップ形状を最適化できている。まずカップ内側に溝加工してあるのでマキエ離れが良い。またカップのエッジを鋭くしているので、バッカンからマキエをすくうときに、すくいやすい。
またグリップはEVAフォーム製で滑りにくく、さらに親指を当てるところが丁度へこんでいるので、マキエ投入のコントロールが良くなる。
がまかつ、まきーなファインスペシャル2おススメです。
道具
竿は、がまかつチヌ競技スペシャルⅣ125。リールは、シマノハイパーフォースBBX1700。道糸は、シマノPEG5+1号。ウキは、キザクラGTR L-000。ここまでは、いつものセッティング。で、ハリスは、上手くいけばマダイを、と思っているので、サンライントルネード松田スペシャル2.25号か2号を。
レポート
いつもの通り、先ずマキエを準備。
で、マキエができたらマキエをまきながら道具の準備。
道具が準備できたら底取り。
そして水温測定。14.4℃。
で、釣り開始。水深は18m。先ずは、ハリスにガン玉G2。サシエを、加工オキアミ、ボイルオキアミ、ネリエでローテーション。どれもアタリなし。
次は、ハリスのガン玉を取って、000ウキのマイナス浮力だけで落とし込む。同じように、サシエを、加工オキアミ、ボイルオキアミ、ネリエでローテーション。加工オキアミでのみ、アジ、こっぱグレ。
次に、ハリスにガン玉Bを追加、同じように、サシエを、加工オキアミ、ボイルオキアミ、ネリエでローテーション。やはり加工オキアミで、アジ、こっぱグレ。
こんな感じで、筏の周辺、あっちのポイント、こっちのポイント、遠投、足元、いろいろ探る。でも、マダイどころか、チヌの気配なし。
11時を過ぎると、エサ取りの反応さえなくなって、ハリに刺した加工オキアミがそのまま残る。12時納竿。
ところで、朝、早い時間に、筏の上では刺す虫、蚊よりも小さい虫?が大量に湧いていた。手の甲や手の指が虫に刺されて大変なことに。この時期、虫よけスプレーや蚊取り線香は必須です。
考察
麦ケ浦マダイ狙い、去年の反省点
去年の釣り日誌を振り返ると、6月5日、12日、20日にバラシ。いずれも道糸ナイロン1.5号、またはナイロン2号での高切れ。6月26日に道糸ナイロン4号にして、やっと釣り上げた。今年は、その反省から道糸はPE1号を使用。PEラインはナイロンに比べて2.5~3倍の強度があると言われている。なので、これならば簡単に高切れはしないと思っている。
で、時期的には、今年はまだ5月なので早いかも。以下のグラフは、石川県のホームページにある七尾湾の水温データ。過去の傾向から水温上昇は、4月~5月で2.9℃、5月~6月で5.4℃、6月~7月で3.1℃。5月~6月に最も水温が上がる。やはりこれからに期待。
まだまだ未熟。もっと勉強しなければ。
おまけ
能登情報
GWに麦ケ浦のかき浜に行きました。昼食で牡蠣貝を食べに。残念ながら写真を撮るのを忘れてしまって。でも、せっかくなのでご紹介します。
場所は、まさに道辺渡船さんのところに来る手前。
能登里山海道穴水ICを降りて、此木の交差点を右折。しばらく行って金毘羅の交差点を左折して、249号線を走る。しばらくして右側にかき浜さんの看板があるので、そこを右折するとすぐ。能登里山海道穴水ICから車で10分程度。
料理はこんな感じで、能登穴水の新鮮な牡蠣貝をお手頃な価格で出しています。焼き牡蠣は、目の前の炭で自分で焼くので、焼きたてアツアツの焼き牡蠣を食べれます。能登ワインも出してくれるので、車を運転してくれる人がいれば、お酒も美味しく飲めます。私は牡蠣のミニコースを食べましたが、これでも十分でした。クロダイ釣りで、能登にいらっしゃれば、かき浜、ぜひおススメです。
チヌ釣り情報
がまかつのホームページに今日から始める キング南流 磯チヌ攻略の超基本いうコンテンツが掲載されています。クロダイのウキフカセ入門者には参考になるので、ぜひおススメです。
キング南流というのは、南康史さんのことで、G杯チヌで4回優勝した人。がまかつフィールドテスター。その南さんのチヌ釣りの基本について紹介されています。
まずはウキフカセ入門者には難しいマキエ作りの詳細が解説されています。釣具店には、チヌ用の配合エサがいっぱい並んでいるので、初めての人にはどれを選んでいいのか、いくつ買ったらよいのかまったく分からないと思います。なので、まずはここに書いてある内容の真似をしてみればどうでしょうか。ただマキエの量としては1日分の量なので、半日の釣りしかしない人は、この半分で良いと思います。
また、ハリ、竿、そして南ウキなど道具についても詳細な説明があります。ウキ止めなしの全層フリー仕掛けというと、クロダイのアタリが分かるのだろうかと思うかもしれませんが、ウキ止めがなくても確実にウキは入っていきます。ご心配なく。ただし、ウキを流しっぱなしにすると、単純に根がかりするので注意。
<内容>
- 最高のチヌ釣りは最高のマキエから
- 小バリに黄色のオキアミをセットが基本
- 例え大型のチヌが相手でも竿の号数は0号を選ぶわけ
- ウキ止めなし、オモリ極小の全誘導仕掛けが南スタイル
- 満潮で浅場に刺してくる大型チヌを狙い撃つ
- チヌ釣りのハイシーズンは水温で前後する
- 遠投のメリットとデメリット
- 潮位が上がり近づく時合
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