野乃木鼻でのウキ釣り、2022年初釣果はチヌ30、1枚

磯釣り

1月10日、能登、穴水、野乃木鼻でのクロダイ釣り

この日は、めったにない冬晴れの天気予報。月曜日なので、いつもの島田渡船さんは定休日。なので、どこに行こうか迷った。で、野乃木鼻を思いついた。そこで穴水の道辺さんが磯渡ししているので電話。すると、一人だったら目が届かないので危ない。なので磯渡ししたくない、とのこと。ならば自分の足で行くことに。20年ほど前は、よく通っていた。久しぶりなので、道や釣り場の様子見も兼ねて野乃木鼻に。

クロダイの釣果

2022年の初釣果はチヌ30cm、1枚のみ。

ほかグレ、サヨリ

野乃木鼻とは

野乃木鼻は、知る人ぞ知る能登内浦を代表する1級磯の一つ。ここには終戦間際に、海軍潜水学校の七尾分校があった。つまり潜水艦が実習できるくらい水深がある。釣り場では、足元からすぐに水深10m、ちょっと投げると水深20mとドン深になっている。そのため、いつでもクロダイを狙えそうだが、冬~春先以外は潮位が高く、釣り場が水没している。なので、自然の禁漁区になっているので魚影が濃いと思われる。

地図

道順

のと里山海道、穴水インターを降りて、ボラ待ちやぐらに向かう。ボラ待ちやぐらを過ぎて、郵便局を右折、少し行くと海が見える。そこが岩車集落。そこで海沿いに狭い道を入っていくと丁度、野乃木鼻の釣り場の反対側になる。そこに車を止める。そこからは徒歩。

昔は、この先まで行けたのだが、今は枯れ木が道をふさいでいる。このまま進むと車の側面は傷だらけになりそう。

昔は、ここに車を止めて、山越えで海に出ることができた。今回、山道に入ってみたが、人が通ることが少なくなったのだろう。道らしい道がなく、竹藪の中で道に迷って海にたどり着けなかった。なので、山越えは止めて、海岸線を歩いていくことに。

こっちの方に進む。

向こうが岬の先端。

ここから岬先端の海岸線を歩く。潮位が低ければ十分歩ける。

この辺が野乃木鼻の岬先端部。

岬先端部を折り返して野乃木鼻の釣り場方向。

もうすぐ釣り場。

この日の釣り場付近。前方の出っ張りには他の釣り人が見える。

この日の釣り場に、バッカンを置いたところ。1畳分くらいの足場が水面に出ている。

野乃木鼻でのウキ釣り、2022年初釣果はチヌ30、1枚

エサ

マキエは、生オキアミ1角、激荒1袋、チヌパワームギスペシャル1袋。

サシエは、生オキアミとネリエ、食い渋りイエロー。

道具

竿は、がまかつマスターモデル2チヌL50。リールは、ダイワ銀狼。道糸は、サンラインマスラードⅡ175。ウキは、南ウキチヌスペシャル0号(後半、キザクラGTR00号)。ハリスは、サンライントルネード松田スペシャル15。針は、チヌ針1号。

レポート

天気予報は晴れ、風は、北東1m時々2m。冬の能登では、この上ない絶好の釣り日和。
潮周りは、小潮、846満潮、1428干潮。
8時半、釣り開始。この釣り場は、朝日は背中の方向から上がってくるので、朝一は暗い。投入したウキが全く見えない。なので竿先のラインを見ながらウキを流す。
ウキは右から左に流れる。なので、右前方にウキを投入して、左側の流れる方向にマキエをうって合わせる。流れの強さに応じて、ガン玉を段打ちして、ウキ止めなしのスルスル釣り。サシエは、オキアミ、ネリエ交互に。ネリエに反応はなく、オキアミだとエサがとられる。
10時過ぎ、そろそろマキエが効いてきたのか、アタリ、グレだ。流れが強くなったので、ガン玉Bを段打ちして、それでうまくなじんで深いタナできた。しばらくは、このパターンでグレ連発。
表面水温は11.6℃。データをとっていきたいと思って温度計を購入。これから記録していく。
遠投して沖に投入するとハリスがかじられて、針がなくなる。沖はフグだらけ。
流れが緩くなって、ガン玉を小さくすると、今度はサヨリ。
その後、やっとネリエに反応があるようになり、アタリ。やっとチヌの顔が見れた。ギリギリ30㎝のクロダイ。13時頃だった。
その後、少し粘ったが、アタリがなくなり、14時納竿。
帰り道、岬先端方向。
帰り道、ボラ待ちやぐらから見た野乃木鼻の釣り場。
久しぶりの野乃木鼻。丸ボーズは免れたがチヌ30cm、1枚のみ。

考察

軽いオモリか、重いオモリか

昨年後半から迷っていたウキの選択。軽いオモリでのスルスル仕掛けか、ウキ止めをつけて重いオモリをつけての遊動仕掛けか。

もともと自分は能登外浦、門前や輪島でウキ釣りを始めた。サラシの周りを釣ることが多かったので、重いオモリをつけての遊動仕掛けが当たり前になっていた。

でも、最近は能登内浦、長浦、穴水が多くなった。流れの弱い内海でも、大オモリをつけていても、誘いをかければ十分釣れると思っていた。

でも、年末年始の丸ボーズ、そしてこの日の釣り、そして、これまでの経験から、やっぱり流れの弱い内海では軽いオモリでのスルスルがきっと良いのだ、と改めて思った。いや、流れの弱い内浦だと軽いオモリでも十分に底に到達する。そこで大オモリを使う必要は全くない。むしろ大オモリだとクロダイには不自然さしか与えないのだろう。きっと海底に沈んでくるエサを捕食するクロダイにとっては、上から沈んでくる物体に対して、全ての感覚をもって気配を感じているんだろう。で、その感覚で、不自然な沈み方をする物体に対してはエサだと認識しないんだろう。

で、ウキはやっぱり南ウキが良い。水面をプカプカ流されることはない。どっしりと流れてくれるし、ガン玉の重さでウキが沈んでも、ラインを適度に張っていればアタリはとれる。ウキを投入した後、後マキエをするときにウキが見えれば、後は沈んで見えなくなっても問題ない。

またキザクラのGTRも良い。水平ウキで、投影面積が大きいので、ウキを沈ませることを前提に釣るならば良く見える。

今年は、この釣り方を練習していこうと思う。

今日は、釣果は貧相だが、2022年初釣果。そして、超久しぶりの釣り場で、海の状況を見極めて、たまたま釣れたではなく、ちゃんと考えて釣った結果。その点で自分自身、満足できた。
で、この結果を今年のスタート、自分の実力値として受け止めようと思う。そして今年は、新しい釣り場にも、どんどん挑戦しながら、その釣り場に応じた釣り方で、上手く対応しながら、クロダイ1匹1匹、しっかり積み上げていきたい。
まだまだ未熟。もっと勉強しなければ。

コメント

  1. 麦ケ浦大好き より:

    私も15~20年前よく通っていました。懐かしい景色ですね。
    もちろん軽いオモリを使うにこしたことはないと思います。(喰いの観点では)
    ただし、特に穴水周りは2枚潮になりやすいので、0とか00のウキを使う場合は、じわじわ沈める程度のガン玉は必要になるケースが多いと思います。(私は1号負荷の円錐ウキも多用しておりましたが)
    今は能登での釣りはなかなかできないので未実践な話で恐縮ですが、昔と違って最近はマイナス系のウキがあるので、それらを使えば2枚潮、全遊動かつガン玉なし(もしくは軽いガン玉)でも成立しやすいのかなと思いました。

    良く考えて釣りをされている姿勢、いつも感心しています。
    今年もブログを楽しみにしております。

    • notogasuki より:

      麦ケ浦大好きさま
      大変申し訳ございません。
      コメントをいただいていたのを、たった今気が付きました。ご返事が遅れて大変申し訳ございません。
      アドバイスありがとうございます。
      ご指摘の通り、今のカセでやっているのは、まさにマイナスウキです。
      ガン玉なし(または軽いガン玉)でも底までサシエを運べるので、これが定番になりました。
      これで今年の乗っ込みは野乃木鼻にも行こうと思っています。
      いつも暖かいコメントありがとうございます。

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