冬チヌのウキ釣り@長浦、手漕ぎボート、水深20m

ボート釣り

12月11日、能登、長浦、カセ釣りの島田、クロダイ釣り

クロダイの釣果

チヌ40㎝、37㎝、35㎝、33㎝、チンタ沢山

冬チヌのウキ釣り、手漕ぎボートで深浦、初釣果

この日は、島田渡船のカセの予約が取れなかった。火曜日、夕方に電話したのだが、もういっぱい、とのこと。どうやら団体のお客さんの予約があったらしい。島田さんは、電話予約の記入漏れがあると困るので、いつもカセ1艘か2艘、余裕を見て予約を受けている。なので、当日になって、カセが空いていたらOK、ダメならば手漕ぎボートで、ということで予約していた。

でも、正直、手漕ぎボートにも興味があった。ここ島田さんのところには、大型マダイを釣っている名人がいる。その人は手漕ぎボートで、深浦側(カセ釣り場とはツインブリッジを挟んで反対側)で釣っているらしい。釣り方の詳細はわからない。なので、以前から、こっちも挑戦したいと思っていた。この付近の釣り場については、島田さんのページの釣り場案内を参照して下さい。

ここの手漕ぎボートは、去年夏に一度だけ、アケミ貝、短竿でのクロダイ釣りで挑戦したことがあった(結果はボーズ)。手漕ぎボートは、まず漕ぐのが難しい。で、船が小さいので、釣りをしているとき不安定。特に、ほかの船が通過して波が起きた場合、大きく揺れる。でも、自分で漕いで好きなポイントに行けるのは大きなメリット。

で、朝、カセ渡しの第一陣が出港した後、島田さんが戻ってくるのを待っていたのだが、戻ってくるのが遅かった。で、結局、待っていられなかったのもあって、手漕ぎボートで出港。

この日の課題

課題は、手漕ぎボートでウキ釣りでクロダイを釣ること。これ初挑戦。

エサ

不安定な手漕ぎボートの上では、マキエを作るのが大変なので、ボートに乗る前にマキエを準備。生オキアミ1角を半分ずつバッカンに入れる。そして、それぞれのバッカンに激荒1袋を入れて海水を入れてよく混ぜる。この写真はそのときのもの。で、この日はマルキューの瀬戸内チヌを使ってみた。4㎏入りでボリューム満点。水が少な目だと、粘りが少なく、ちょっとパサパサかな。

サシエは、加工オキアミのみ。もうエサ取りがいないので。

釣りレポート

7時40分、一番手前の牡蠣棚、奥側端っこに到着。手漕ぎボートを固定。この牡蠣棚には、ほかに2艘、手漕ぎボートがついていた。

天気予報は、くもり。風は、南西。潮周りは、小潮、満潮709、干潮1513。

まずはマキエ。いつもなら周りの牡蠣棚にまきまくるのだが、ほかの手漕ぎボートに迷惑にならないように、自分の前方にだけマキエ。

で、道具を準備。最初、ウキを松田ウキ、松山M BB-3Bをつけていたが、マキエの流れ方を見ていると、かなり流れが早い。BB-3Bでも大オモリだが、これでも無理と判断。仕掛けを投入する前に、ウキを松三郎Ⅱ 1号に変更。

で、水深測定。針にゴム管オモリをつけて投入。深い。せいぜい和倉側の一番目の牡蠣棚群くらいだと思っていたが、とんでもなく深い。あとで、島田さんのページに水深20mと書いてあったのを見て納得。

1投目、ウキ止めを底に合わせて投入。何度か誘いをかけたが、アタリなく仕掛け回収。オキアミはそのまま。少し浅めにして2投目。誘いを繰り返すとアタリ、チヌ37。

その後、タナを深くしたり、浅くしたり、投入点を変えてみたり。で、釣れるのはチンタ。

その後、表層流が早くなってきた。牡蠣棚から離れたところに投入して、なじんだころに牡蠣棚際にくるようにしていたのだが、表層流が早過ぎて、ウキを牡蠣棚際に留めておくことができない。1号オモリなのに、だ。で、しかも底潮は別の方向に向かっている。強烈な二枚潮だ。

で、牡蠣棚の反対側に入れると、今度は、表層流にどんどん流れる。で、サシエが沈まず、サシエが底付近に到達しない。1号オモリなのに、だ。これは釣りにくい。

オモリを追加して沈め釣りに。どんどんオモリを大きくして、4Bまで追加した。それでウキを沈めてアタリを待って、やっとチンタが釣れただけ。マキエとサシエがあっていないのだろう。

この後、表層流が緩んだ時に、チヌを3枚追加。1枚目と同じように牡蠣棚から離れたところに投入して、なじんだころに牡蠣棚際でアタリのパターン。不安定と思っていた手漕ぎボートだが、魚とのやり取りは、それほど難しくなく、この程度のサイズならば、竿を立ててさえいれば、難なく浮いてきた。

で、その後、底付近でアジが釣れだして、クロダイの気配がなくなり、もはやこれまで、と14時納竿。

道具

竿は、シマノリンカイスペシャル125。リールは、ダイワ銀狼。道糸は、サンラインマスラードII 2.5号。ウキは、松三郎Ⅱ 1号。ハリスは、サンライントルネード松田スペシャル、最初2号、その後、175、最後は15まで落とした。針は、チヌ1号。

考察

初挑戦だった手漕ぎボートでのウキ釣りで、クロダイを釣ることができて大いに満足。ただ、ここでの釣りには、以下の課題があることが分かった。これから対策を考えていきたい。

二枚潮対策

ここまで強烈な二枚潮ははじめて。しかも水深20mということで、更に釣りが難しい。1号ウキで厳しいのならば、1.5号または2号、3号のウキにする必要があるのか?それとも同程度の大オモリの棒ウキが良いのか?それとも水中ウキを使って底潮をとらえるようにしないといけないのか?

配合エサ選定

これまでは、配合エサなんて何でもよいと思っていた。でも、二枚潮で水深20mの釣り場では、配合エサも最適なものを選ばないといけない。例えば、今回の瀬戸内チヌでは、粘りが少ないので、まとまりが弱く、二枚潮を突破できそうにない。拡散してしまってポイントがボケボケになっていたかも。しっかりまとまって海底にオキアミを届ける配合エサにしなければならないと思う。

竿先、道糸絡み対策

手漕ぎボートのウキ釣りでは、竿先に道糸が絡んでしまうと、それをほどくのが大変。竿を一旦、置いて、そして、竿先のところまで行かなければならない。このとき下手すればリールが水没してしまう。なので、何らか竿立てになるものが必要。

そもそも、竿先に道糸が絡まないに越したことはない。そういう意味だと、シマノのXガイドは良い。富士工業のガイドに比べると竿先への絡みが格段に少ない。実際、これを試したくて、これまで、がまかつをメインにしていたのを、今年、シマノのリンカイスペシャルを購入した。使ってみたら、思った通りだった。

また、シマノの竿先、タフテックインフィニティは柔らかくて折れにくい竿先。なので、安心感がある。竿先に絡みそうなときに、糸を引っ張って、糸をほどくことができる。

シマノの磯竿はおすすめです。

いつも同じ釣り場に行って、とことん深掘りするのも面白い。

また、こうやって違う釣り場で、違う釣りをして、自分の引出しを増やそうとするのも面白い。

まだまだ勉強しなければ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました